桐朋小だより

2020.3.11

3年生

振り返り③ いつもの教室

いつかの日のこと。

朝の教室に、自然広場委員会の人が来ました。
そして伝えくれた言葉。
「今日は自然広場の池に、氷が張っています。」
子どもたちの興奮は最高潮。
「えぇ!氷!?」

中休みになった瞬間、自然広場に一直線です。
寒さなんておかまいなし、半袖で走って行きました。

冷たい池の水を触る手は、もう真っ赤。
教室に戻ってきた子どもたちが私のほっぺたに真っ赤な手をぺとり。
「うわぁ、あったかい〜。気持ち良い〜!」
うーん。私は逆です。
真っ赤な手から、冬と春の温度を感じました。

そしてこれは、またいつかの日のこと。
最近桐朋小学校では、
下校の時の音楽が変わりました。

いつもとは違う音楽に、子どもたちの感覚は敏感になっています。
「うーー、なんかすっごい寂しい感じがするー!」
「感動のお別れみたいだね〜、なんかもう会えないみたい。」
「帰りたくなくなっちゃう〜。」
「なんか赤色と青色がまざったみたいな感じだなぁ。」

思い思いに言葉が飛び交います。
耳に入ってくる音から、いろんなイメージや色、温度を感じることができること。
関心させられっぱなしでした。

いろいろな声があふれていた毎日。
たくさんのエピソードが詰まった教室。

今は少し静かだけど、
早くみんなの声があふれる場所にもどりますように。

待っています(^^)

 

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