桐朋小だより

2020.3.17

3年生

みんなでつくるお話マット

3年西組の器械運動で取り組んだお話マット。

3年生の器械運動の授業ではマット・跳び箱・鉄棒の3つの運動を1時間内に取り入れて学習しています。

マット・跳び箱・鉄棒の似ている動き同士を連動させて練習することで、技の獲得がスムーズになることや教え合いの際のポイントを見つけるスキルが向上していくことがねらいの一つです。

 

3年西組では、6人の班ごとにお話マットを創作していました。

「お話マットって何?」

知らない人もいるかもしれません。その名の通り、作ったお話を言いながらマット運動をすることです。

「くまさんが~やってきて~こんにちは~こんにちは~ハイポーズ。」(くまさん4つ足で歩き前転してポーズ)

「おおまたあるきぜ~んてん~ピーン、バランスバランス。」(大きな前転を開始するが、着地足が床につく前に膝を伸ばしてバランスをとる。足は床につかない。)

こんな風にお話をいくつも作って、それを組み合わせてやることをお話マットとよんでいます。

「前転ピーンの時に、真ん中にみんなで集まってお花みたいにしよう。」

「最後のお~しまいのときに、〇〇をしてみよう。」

意見を出し合って決めていくことは難しいし、考えてできたことを実際にやって合わせるのはもっとむずかしいけれど、これがやってみると、もう楽しいんだよね~。

「〇〇が出来ない(技がある)んだけど、その技をみんなやりたいんだけど、どうする?」

「出来なくてもちがう技で合わせたり、先生役もできるんじゃない?」

「技が曲がっているから、真っ直ぐ!」

 

これまでの授業で学んできたことを活かしてアドバイスをする姿が見られる時もあります。こうしたアドバイスがグループで出てくると、一気に思い出し、意識出来てくるので動きが変わります。

「バレリーナの足!」

「はじめの姿勢!」

「あご出し!」

学び合いの中で学び直しができること、何より楽しく学べること、3西のみんなは熱心にお話マット作りをしていました。

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