今までありがとう。そして、新たな第一歩。 委員会の子どもたちが︑今までのしぜんひろばの﹁お別れ会﹂を企画し︑全校児童がしぜんひろばに集合して︑思い出や新しいしぜんひろばへの願いを語り合いました︒﹁わたしのしぜんひろばの思い出は︑2年生のとき︑はじめて木にのぼったり︑友だちとひみつきちを作ったことです︒そのとき︑わたしはしぜんひろばって楽しいと気づきました︒今日でしぜんひろばとおわかれするのは︑さびしいです︒こんどは︑どういうひろばになるかわからないけど︑次も楽しみたいです︒﹂ また長年︑子どもたちを見守ってくれていたメタセコイヤの大木も切ることとなりましたが︑ある子が﹁うちのおじいちゃんが材木屋さんで︑その木で何か作れるかも﹂と提案してくれました︒そして︑実際にその木で素敵な机や椅子を作ってくださったのです︒歴史を感じながら︑長く長く未来の桐朋っ子に受け継いでいきたいと思います︒ みんなの思いがぎゅっと詰まったこの場所に﹁ありがとう﹂を伝えて︒そして︑﹁次はどんなしぜんひろばをつくろうか﹂子どもも大人もわくわくしながら︑考えていきます︒めざすは桐朋の森!〝土台〞が完成。 ﹁生きものがたくさんいるといいな﹂﹁木登りできる木をふやしたい﹂﹁どろだんごをつくりたい﹂﹁いっぱい走りたい﹂﹁もっと広い池がほしい﹂︙子どもたちの声を実現するために︑たくさんたくさん話し合い︑新しいしぜんひろばの〝土台〟が完成しました︒みんなで育て守っていく︑しぜんひろばの誕生は、98年秋。はじめは幼木だったイロハモミジも子どもたちが高く木登りができるまでに大きく育ちました。20年が経ち、新しいしぜんひろばをつくることになりました。花が咲き、コナラやヤマモモ、ミカンの実がなり、虫や魚や鳥がいる。子どもたちが思いきり遊べる場所であり続けるために、これまで大切にしてきたことを引き継いでいきます。しぜんひろば26
元のページ ../index.html#28