別冊とうほっこ2
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学びは一方向ではない。今だからこそできることどんな時も揺るがない、豊かな学びを求めて。学校の役割・学びの本質・子どもの権利巻く環境を考えた時︑私たちは一律の学習を無理に進めることは選択しませんでした︒﹁自分や家族を大切に﹂﹁やりたいことに没2 頭する﹂﹁ゆったりする﹂﹁ちょっと頑張って挑戦する﹂﹁自分を知る﹂など︑この時間を﹁今だからこそできる経験﹂にしてほしいと伝えました︒ ﹁もうすぐみんなに封筒が届きます︒先生たちがいっぱい作戦会議をして〝ミッション︵アイディア︶〟を用意しました︒みんなの顔を思い浮かべて﹁どんなことに夢中になれるかな﹂﹁面白そうじゃない?﹂とワクワクしながら考えた傑作です︒自分なりにアイディアを進化させてもいいね︒〝おっ?〟と思った時がチャンス︒よし︑やってみよう!みんなの反応を楽しみにまっています︒﹂の暮らしのヒントや出来事を綴っていきました︒こうして﹁もっと知りたい!﹂﹁やってみたい!﹂という気持ちが沸き上がってくるような学びの種が蒔かれていきました︒思うようにスタートできない新年度︒子どもたちの気持ちや取り4月のホームページのメッセージを紹介します︒投げかけるだけでなく︑教員もまた一人一人がホームページに日々●誰もが初めての状況2020年2月末。世界中が新型コロナウィルス感染症に見舞われ、私たちも突然の休校を余儀なくされました。台本から練り上げた劇やたくさん準備したまとめの会が宙に浮いてしまったクラスがほとんど。この前代未聞の事態に直面した私たちは何を考え、何をしてきたのか。多くの困難に立ち向かった日々は、一方でかつてない学びの機会でもありました。そんな試行錯誤の桐朋小学校の一年をレポートします。

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