校長中村博校長から︒あ何らをこたそめ大て切問にうす|る学か校とは、学びとは。感染対策を行い実現した行事では一人ひとりが役割を持ち︑そこで飛躍的に変化する姿がありました︒実感を伴った﹁本物﹂の関わりが︑子どもたちの成長を支えるのです︒試行錯誤を重ねてきた委員会活動では︑年度末に放課後の時間を捻出し︑子どもたちの様々なアイディアで非接触の遊びコーナーを運営しました︒制約の多い日々だからこそ︑直接のやりとりが下級生にも上級生にとっても︑いかに大切かを学びました︒交通機関の混雑は誰もが不安に思うところです︒生活ペースが大きく変わり心身の不調を覚える子どもも当然います︒オンラインでの保護者と担任の面談はもとより︑スクールカウンセラーの電話相談などもとり入れ︑皆が安心できる学校生活を整えてきました︒安心感や信頼感の土台があってこそ︑自分のペースで興味関心を広げ︑深めることができます︒これは︑子どもも大人も同じことです︒私たちはどんな状況でも学びや遊びの世界に夢中になることを大切にしています︒学ぶことは義務ではなく︑権利です!予期せぬ対応を迫られた一年︒私たちは常に教育目標﹁子ども一人ひとりを原点に︒﹂﹁自分自身の人生の主人公に︒社会のつくり手となりゆくための根っこを育てる︒﹂に立ち返りながら︽私たちの学校とは何か︾︽遊びを含めた学びとは何か︾︽何をこそ大切にするか︾を考えてきました︒命が脅かされ︑失われ︑いろいろな意味で健康が損なわれている現在こそ︑このことを一番に問いました︒﹁自分を︑家族を︑そして周りの人々を大切にしていこう︒﹂休校や時差登校の延長を決断する度に︑こう子どもたちへ伝えてきました︒そして感染拡大状況や医療・介護の状況などを注視し︑健康観察を徹底するなどの対応をとりながら安全な学校生活を目指しました︒会えない︑話せない︑遊べない︑関わることができない時期を経て﹁友だち︑先生がいる﹂あたりまえのことの価値に気づかされました︒人との関わりでは時にうまくいかなくて辛い気持ちになることもあります︒だからこそ友だちを求め︑受けとめられ︑共に過ごす時間を楽しむことの尊さがあるのです︒同年齢︑異年齢が交わり刺激される好奇心︒それは人間の特徴である﹁知りたがり屋﹂をよびさまし︑より深い想像力を育みます︒学びから生じた人の結びつきは自分を知るきっかけとなり︑自分自身の足で立つことにつながっていくのです︒|7 〇命と健康を守ろう〇友だち、先生がいる安心感、信頼、共に学ぶ喜び〇自治と参加を大切に、子どもどうしが認め合い、支え合い、 励まし合う関係を育てよう〇皆が安心できる学校へ。学ぶとは自分の頭で考え、行動すること
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