別冊とうほっこ3
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【地球市民の時間〜教科を横断した学び〜】  3年生以上が取り組むこの授業では︑世界中のさま ざまな方との出会いがあります︒ナイロビにある世界最 大規模のスラム街︑キベラスラムで子どもや若者の支援を している日本人の方と考えた世界の課題︒PEACE boatに乗って各国を周り︑核廃絶運動をする方と 考えた平和について︒東ティモール留学生と考える地球 の未来︒非言語のコミュニケーションで生まれた繋がり と︑〝もっと伝えたい〟の気持ち︒珊瑚というテーマを通 して留学生が感じるSDGsを受け止め︑自分たち が学んできたことをアウトプットする中で︑これからの アクションを考える時間︒ その時々︑その方と出会ったから生まれる時間が︑子ど もたちの心を豊かにしています︒ 【東京で、広島で、世界の平和を考える。】  東京大空襲で被災された元木さん︑被曝二世の山岡 さん︑日本軍の毒ガス兵器を研究されている山内さんか らお話を伺い学びの視点を蓄えてきた6年生︒その集 大成が広島への修学旅行です︒仲間と共に︑自分の目で 耳で感じ考えた3日間︒ようやく実現できたこの旅を 通して戦争の惨さと核の恐ろしさを再認識した子ども たちはまた︑現在進行形の﹁戦争﹂にも直面することに なりました︒歴史を知り︑現在を知り︑未来を創る︒学 びは続きます︒ 【夏の行事を自分たちの手で】  八ヶ岳の高原寮には行けなくても︑たくさん話しあい︑ 今だからできることを考え︑企画書を書き︑協力を仰ぎ︑ 実現した合宿代替行事︒夢中になって︑汗が水溜りにな っているのも気づかないくらい休み時間も練習した火お こし︒校庭でキャンプファイヤーが空高く火の粉をあげた とき︑〝やりたい〟をカタチにできたと実感した︒木を切 り工作をしたり︑玉ねぎで布を染め上げたり︑水鉄砲で 思いっきり濡れたり︑学校全体を使って遊びを企画したり︒ それは︑今しかできないことに変わっていました︒ 【繋がる歌声(音楽会)】  ﹁歌うこと﹂﹁奏でること﹂ ﹁集うこと﹂を強く願ってき た子どもたち︒音楽会は分 散開催となりましたが︑演 奏する子どもたちと聴きに きてくださった保護者が同 じ空間に集い︑音楽を味わ う当事者として大切な時間 を過ごしました︒  ホールとプレイルーム︑それ ぞれ演奏する場所はちがっ てもみんなをつなぐ歌声は どこまでも広く︑力強く響 きました︒ ICU、東ティモール留学生と 広島への修学旅行 校庭で実現させたキャンプファイヤー 6 新しい 出会いから、 新しい自分を 創造する。 〝やれない〞では      終わらせない 平和を題材にしたポスターを制作

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