■平和記念公園と碑めぐり▼どこに何の碑や 像があるのかを地図で書いてあったのでと ても分かりやすかった︒ひとつひとつの詞に はちゃんと意味が込められているのをあら ためて知れた︒▼日本の労働力として使わ れていた韓国人の原爆被害を知りました︒ ▼原爆の仕組みをくわしく書いていて︑すご いなと思った︒▼みんな分かりやすく︑とて もたくさん調べてきたんだなあというのが 伝わってきて︑集中して聞きこむことができた︒ ▼日本は二度と戦争をしないと決意し︑日 本国憲法が制定されてから︑日本人は戦争 で一人も死んでいないし︑外国人も一人も殺 していないことはすごいというお話があった けれど︑本当はそれが当たり前であるべき だと私は思います︒ 授業後の子どもたちの作文から - せんそうについて思ったこと 3年AK ロシアがウクライナにしんこうして 1年がたったらしい。 ぼくが8才だった時に始まっ て、もう9才だ。137 cm だったのに、 143 cm にのびるくらい。ホームラン が打てなかったのに、もう少しでホー ムランが打てそうだ。 1年間て、とっても長い。こんな長 い時間、リアちゃんとヤンくんにとっ ては、きっと自分が何ができるように なったって考えるより、苦しいやかな しいやさみしい、こわいがいっぱいな 1年だと思う。 ウクライナの人がせんそうで七万人 は死んだと、ニュースは数しか言わない けど、この7万人は家ぞくがいて、家ぞ くみんなが悲しい気持ちになったと思う。 その悲しい気持ちになった人の数は、 どのくらいだろう。家族が4人いたと して、7万人の4倍の 28 万人。両親合 わせて、さらに 14 万人。合わせて 42 万 人。それだけの人を悲しませてしまっ たせんそうって何の意味があるんだろう。 たしかにぼくも人のものをほしく なっちゃうきもちはわかるけど、それ を力ずくで取ることは人にいやなお もいをさせてしまうんだって、今のぼ くはわかっているよ。 大人のロシアの国のせんそうを考 えている人は、どうしてわからないん だろう。 今、起きている戦争がある。 「地球市民の時間」※の取り組みから ウクライナから避難されている オルハさん一家をお招きして、 お話を伺いました。 ※多様性を尊重し、世界の人びとと共に、地球市民と して世界の平和や持続可能な未来のために考え、行 動できる人を育む時間。多様な言葉、コミュニケーショ ン、文化に対する感性と能動的な態度を育て、未知の ものとの出会いや、新しい学びをおもしろいと感じる 学習姿勢を育みます。 ウクライナから避難されてきたオルハさん一家 戦争をくりかえさ ないために、ぼく たちがやるべきこ とはなんだろう? 出会ったからこそ 生まれた言葉。 ─ 桐朋の平和教育 ─ 知れば知るほど問いが生まれる。
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