キャンパスで出会う 多様で多彩な つながり プレイルームで木管の調べ 大学生の出張コンサート 大人も子どもだった昔あそびの会 しぜんひろばで四季と出会う 地球をいつくしむ エネルギーに圧倒! 表現者としての短大生 家庭科の授業で遊んでくれる 高校生と低学年の 子どもたち こんな音楽体験ができるのも、桐朋学園の仙川キャン パスならでは。子どもたちの感想文から、その感激が 伝わってきます。〈目を閉じるとその時代の場所や空 気がわかる気がした。/ちゃんと聴いたのは初めてで、 クラリネットの音に驚いた。/ひとつのリードを吹い たら空気の音。でも2つ合わせると、音楽ができる!〉 コマ、けん玉、すばなし、 紙飛行機におりがみ。 PTA の皆さんが準備し てくれる各部屋には、“ 昔とった杵柄” の保護者たちが、「達 人」として腕をならしてスタンバイ! けん玉会場では、世界チ ャンピオンの凄技に目を回したり、お相撲さんの稽古体験な ど、世代を超えて、大人も子どもたちも汗だくで楽しみます。 自分の考えを人に伝えたり、いろいろな場面で表現 することを問われる時代。多様な表現に触れながら、 自分たちも表現者となることを目指した「総合」の授業。 演劇専攻の学生たちの本気の舞台を目の当たりにし て、大いに刺激を受けた子どもたち。練習のサポート を受けながら自分たちの演劇にも熱が入ります。 女子高等学校のお姉さんが、家庭科の授業で来てくれます。 同じキャンパスにいるお姉さんが〈知っているお姉さん〉に、 そして〈優しくて、いろいろ教えてくれたお姉さん〉は、キャン パスで見かければ、つい手を振りたくなる〈あの時のあのお 姉さん〉。そんな温かなつながりが子どもたちの心を育てます。 春、草花たちの名前を知りたくな る。夏、水の冷たさに惹かれ、つい 水をかけあいたくなる。秋、地面い っぱいの木の葉と木の実を思わず拾いたくなる。冬、し ぜんひろばの池に広がった氷を手で掴みたくなる。桐朋 には、子どもたちの「いいな」や「やりたい」を引き出す豊 かな四季があります。自然をたっぷりと味わうことは、地 球をいつくしむことにもつながっています。 7 出会って、つながる ─ 地球市民。
元のページ ../index.html#7