教育目標
幸せな子ども時代のために
桐朋小学校は、子どもたちが「今」を豊かに過ごし、その子らしい生き方を大切にする学校です。
教育目標
私たちは、ここに掲げる2つの目標の実現を目指して、教育をすすめています。
子ども一人ひとりを原点に
自分自身の人生の主人公に、そして社会のつくり手となりゆくためのねっこを育てる
「子どもを原点に」という願いのもと、十人十色の多様な子どもたちをがかけがえのない存在だと信じています。
私たちは、子ども一人ひとりを大事にし、心をこめて寄り添います。また、保護者と心を通わせ、共に子どもたちを見守り育む関係を築いていきます。
子どもが自分自身と他者の大切さを深く信じ、そのかけがえのなさを理解できることを大切にしています。
目の前の子どもの姿をしっかりと見つめ、その姿をから教育を創り出し、見直し続けます。そのため、教師も個性を豊かに発揮し、保護者とも協力しながら共に歩んでいきます。私たちの教育は決して急ぎません。
子ども時代をゆっくりと味わいながら、「今」を生きる幸せを大切にしていきます。
一人ひとりが民主的な対話を通じて平和を希求し、社会に参加するためのねっこを育みます。地球環境を守る願いをもち、人権を尊重し、お互いのちがいを認め合いながら、共に生きていきます。
地球市民の一員として、子どもたちが社会のつくり手として成長できるよう、その土台を築いていきます。
何よりも、桐朋小学校は子どもたちにとって居心地のいい場所であることを大切にしています。子どもたちが幸せな小学校時代を過ごすことが、自分の人生を豊かにし、そしてこの社会のつくり手となりゆくねっこを育むことにつながると考えているからです。
9の柱
ー 2つの教育目標を実現していくために ー
①学ぶことは楽しい!


子どもの意欲をかき立て、子どもの疑問を大切にします。子どもが自ら課題を見つめ、選択して学び続けること、物事を考え、判断し、行動する力を育みます。
②遊びは最高の学びです


たっぷりと遊ぶことで子どもは心身を耕します。
子ども時代に遊びに没頭することで得られる経験は、豊かな人生を送るための肥やしとなります。
③子どもの自治を大事にします


大事なことを自分たちで決めていく経験は大切です。さまざまな参加活動を通して社会のつくり手となっていくためのねっこを育てます。
④実際に行う・本物と出会う


自然そのものとのふれあいや、実際に事物にふれて操作することを大切にします。身体をくぐらせた体験が、抽象的な概念や法則化の深い理解を育みます。
⑤学びの過程や意味を大切にします


時間がかかっても、試行錯誤や失敗などから、身体でわかることを大切にします。「できた」「わかった」だけでなく、つまずき、まちがい、とまどいも、自分という人間を豊かにします。
⑥ともに学ぶ・ともに働く・ともに遊ぶ


子も親も教師も、お互いの良さを大切にする関係を育て、同時に自分らしさを育みます。
⑦子どもの発達に合わせた教育課程の自主編成教育を行います


子どもの身近にいる私たちが、芸術や科学の成果を大切にしながら、子どもの発達にあわせた教育課程の自主編成教育を行います。
⑧親と教師、親と親は、子どもの「今」と「未来」のために結び合います


その子その子の成長を見守り、励ますことが大人の役割と考えます。子ども一人ひとりの「最善の利益」とは何かを考え、その実現のために結び合います。
⑨子どもも大人も自分らしくいられる学校に


子どもが子どもらしくいられる時間と安心して過ごせる教室空間を大切にします。授業や活動内容に応じて過ごしやすい空間につくりかえる「居心地のいい教室」。ゆったりくつろぐ時間、夢中になって過ごせる放課後を保障します。