劇活動を通じた「表現活動」-総合活動-

趣向をこらした表現活動を日常に

桐朋小学校に学芸会はありません。しかし毎年、学年末になると各クラスで「まとめの会」という趣向をこらした表現活動が盛んに行なわれています。
1、2年生は、教室や多目的室を使って、こま、けん玉、縄跳びや、鉄棒を持ち込んで「技」を披露しています。劇を行うクラスもあります。
小ぢんまりした部屋で行う劇は、無理に声を大きくしたり、全員にセリフを割りふる必要もありません。ふだんの声で、ゴッコ遊びを楽しむように劇が作られていきます。
3年生以上になると、本格的な劇活動に取り組むクラスも出てきます。多目的室にはLEDのスポットライト、プレイルームには小劇場のような音響・照明が備えられ、操作も子どもたちがこなしていきます。
1時間にもおよぶ劇「宝島」をやった4年生のクラスは、「最後のどんでん返しで、お母さんたちがびっくりしたのがおもしろかった」「長いセリフだったけど、みんなでやりきった」「音響をやり自分たちで音を作っていくのが楽しかった」という感想を寄せてくれました。
他のクラスを招待して、発表のドキドキを味わうこともあります。みんながセリフを言えるように、二つ以上の劇に取り組むクラスもあります。裏方や制作過程全体も含めた「表現活動」を行っています。



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