3・4年生-各学年の教育活動の紹介-

桐朋小学校の教育活動を、具体的なこの1年間の学年別の様子をまじえてご紹介します。

3年生

乗り越え、結び、深まる

3年生の子どもたちにとっては、はじめてとなるクラス替え。 24人のアットホームな低学年校舎のクラスから、大きい子たちが生活する高学年校舎の教室、36人のクラスメイトと、環境が大きく変わります。
友だち関係や学習環境を試行錯誤で創っていく一年間です。

サッカー、手打ち、ドッヂボールなど、ルールがわかってくると少人数では物足りなくなり、オリジナルのルールを考えたり、折り合いをつけながら遊んでいく術を身につけていきます。授業や遊びを通して、友だちのいろんな面を発見し、尊敬したり、影響を受けたりしながら、大きな輪が生まれていきます。


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教科

3年生からは国語で国語辞典、漢字辞典の使い方を学び、ことばに対する知識を深めていきます。社会科では、仙川のまちのフィールドワークを積み重ね、地域を空間的・歴史的にとらえていきます。算数では、オリジナルのテキスト、教具をもとに「できる」だけではなく「わかる」ことを大切に授業が進められます。

 

4年生

納得いくまで!自分たちで!

4年生の大きなイベントといえば、はじめての八ヶ岳合宿です。 4年になると「いついくの?」、「グループはどうやって決めるの?」と意欲満々。 4日間も大自然の中で過ごせばそれだけで大きく成長しそうですが、行く前の話し合いの時間から、 大きな成長の時間になります。

大人が時間短縮を図り、要領よく決めていたのでは得られない子どもたちの成長。 話し合いを重ね出来上がったグループや係で合宿をつくり上げた経験は、 子どもたちの大きな自信につながっていきます。 また、自分たちで思いついた企画を実行する体験も、4年生の時期に盛んに行われるようになります。 中学年から高学年へ。 自治の芽を見せ始めた彼らは試行錯誤しながら企画力・実行力を高め、 今度は児童会を担っていく立場になっていきます。


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教科

社会科の「水・ごみの学習」では、東京湾中央防波堤外埋立地や、東村山浄水場、ふれあい下水道館などを回る「現場主義」で、子どもたちの興味関心を掘り起こし、事実に即した知識・理解を深めます。理科では専科教員も加わり、実験・観察の充実した機会を持つことにより、ものごとを科学的に追求する態度を身につけます。