好奇心・安心感・感動 [Ⅱ-238]
今週の自治の時間、しぜんひろばと理科園での活動(生物の観察、ひろばの探索、水草を増やす取り組み、雑草とりなど)をしました。
理科園からしぜんひろばに水草を移動させる際に、へびを発見! 捕まえて身体を触わってみたり、素手でとんぼを捕まえる子たちもいます。
毎回、活動時間を終えても、しぜんひろばで生き物と触れあう子たちがいます。
頭を自由にして、自ら何かを探す、味わう《好奇心の時空間を》持っていていいなと思います。
しぜんひろば委員の子どもたちと活動していると、自分の目や手や耳で確かめ、自分の体験を豊かにし、満足していることが伝わってきます。自分の能動的な行為による結果によって満足する、低・中学年の人たちのためにもなっているなど、それが次の行動の動機づけになっていると思います。
午前中の保育では、雲梯、アスレチック、畑を中心に子どもたちを見守り、いっしょに活動しました。畑のまわりには、大きなカマキリやカナヘビがいて、捕まえられる子が増えました。生き物との触れ合いが多い子どもたちの眼筋の力はたいしたもので、遠くの虫の動きにも反応します。そしてすぐに近寄り、すばやく指で掴むなどよく動きます。また、高いところにある蝉の抜け殻や虫、実などをとるための知恵(例 ビールケースの積み上げ)と協働(例 ビールケースの支え)もすすんでいます。
上の学年の子の姿を見ている子たちが(ああやればいいんだな)、「わたし、これができないの」「あのお兄さんたちもはじめは雲梯にぶら下がることもできなかったんだよ」なんて話すと(自分もできるようになるかなあ)と思うようです。
初めて棒おりができるようになった喜びを伝えてくる子がいたり、クライミングにこわごわ挑戦している子の姿も目に入り、そっと見守ります。
心がけているのは、安心感をたっぷりと、安心感に満たされるなかで、自ずから動きだし、自分で確かめ、自分の体験を豊かにしていくこと。そして、豊かな経験をし、脳内の神経回路に取り入れた分だけ成長すると思います。
左 しぜんひろばの丘から。右 畑(トマト、ナス、サツマイモなどが育つ場所のまわり)
2001年 9 月11日、同時多発テロが発生しました。テロの恐怖、テロの背景にあるさまざまな課題(真実、報道、貧困の蔓延、麻薬不法取引、貿易(格差のない経済関係、実際は得られる利益の差)など)と解決(平和、安全(保障))のために考え続けます。「イデオロギー」「政治」「宗教」などいかなる事情であれ、正当化できません。