桐朋小だより

2021.5.19

6年生

虹に願いを。6年生チャレンジフェスティバル

全国的に梅雨入りのニュースが聞こえます。東京も今週は厚い雲がずっと覆っていて、6年生の学年行事「チャレンジフェスティバル」がどうなってしまうか、とみんなやきもき過ごしていました。

「八ヶ岳高原寮への合宿は叶わなかったけれど、それに負けないくらい最高の行事にしよう!」と頑張ってきたみんなの準備を知っているだけに、なんとか全てをやり遂げたいと先生たちも天気予報を気にしつつ祈るばかり。

そんなある夕方、ふと窓を見ると中学の校舎の向こうに見事な虹が!!

♪虹が虹が 空にかかって、君の君の 気分も晴れて

きっとあしたは いい天気 きっと明日は いい天気

(♪『にじ』より。新沢としひこ 作詞)

 

この歌の通りになってほしい!という願いが通じたのか、この二日間は奇跡的にほぼ予定通りに進んでいます。

もちろん、「雨バージョン」も用意しているのですが(2つの計画を立てるのは本当に大変だけれど、みんな実によくやっています。)やはり最初の予定通りにできると嬉しいものです。

私が一緒に参加した校庭でのスポーツ企画「障害物リレー」はとっても工夫を凝らした競技でした。

・三角コーンをうまく使った「高いハードル」

・連続するミニハードル

・絶妙に難しい距離の、フラフープエリア

・コントロールが命のボール的当て

・剣山のようにびっしりとミニコーンが敷き詰められた、爪先歩きゾーン

実行委員がリハーサルを繰り返しながら仕上げたコースは、技術も必要だけれど、ユーモラスな動きになる部分もあって、みているだけでもワクワクします。「めっちゃ楽しい!」という声に、実行委員はとても嬉しそう。6年生両クラスのメンバーが混じって一緒に楽しむこの一時。霧雨の中でしたが、気持ちは晴れ晴れしました。

このほかにも、ドッチボール、卓球、バドミントン、水泳など、各リーダーがいっぱい準備してくれたスポーツ会場はどこも大成功。終わりの集いのメダル表彰も多いに盛り上がりました。

2クラス合同チームでのお弁当タイム、散策、Zoom中継で東京都埋蔵文化財センターの学芸員さんに教えていただいた勾玉作り。どれも充実した時間でした。

チャレンジフェスティバル中は、朝・夕に集会の場面があります。そこで私がとっても嬉しくなったのは、リーダーさんたちの達成感が伝わる感想発表と、これまでの準備に感謝するみんなの声がたくさん聞けたことでした。

1年以上制約の多い生活が続いています。その中で、「楽しみにしている」ことがあること。それを「全力で取り組んで、やりきる」ことの大切さをしみじみ感じています。様々な安全対策を工夫しながら計画を進めてきた6年生。きっと今、宿泊行事に負けないくらいの経験を積んでいるのだろう、と信じています。

さあ、明日はいよいよ最終日。

雨でも晴れでも、できることを目一杯楽しんで、「伝説」のフェスティバルを締めくくりましょう。最高の一日をみんなで創ろう!

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