桐朋小だより

2022.7.25

3年生

卵から孵化させて、命を育てる。

3年生の教室には、ある贈り物が長野県から届きました。

 

中を開くと、黒い小さな小さな粒がたくさん。

 

これはなんでしょうか。

そうです。蚕の卵です。

小さな蚕の卵を一人一人が虫眼鏡で観察します。

すると、ある気づきが。

なんと卵が黒色なのではなく、透明の卵の中に、黒い小さな幼虫がいて、その体の色が透けて見えていたので、

黒色の卵だったです。

この日から、3年生は蚕の一生と向き合うことにしました。

毎日毎日、学校にくるのが楽しみ。

今日こそは孵化しているのではないか。まだかなぁ、本当にこの小さな粒から生き物が出てくるのだろうか。

心配になりながらも大切に、25度の室温の中で、じっくりと見守ります。

するといきなり、1ミリほどの黒い体をした”毛蚕”が!

触ったらどうにかなってしまいそうなくらい、小さくて、でもあたたかで、一生懸命生きていました。

 

そこからは、『カイコ 科学のアルバム』を読み進める中で、

・説明文を読んでわかったこと

・説明文には書いてなかったけれど、実際に観察したからわかったこと

をまとめ、蚕の研究ノートを作成。

 

蚕を育てるために、桑の葉を学校中から探し出し、

葉っぱの研究も行いました。

さすが、理科で葉っぱを研究した子たちは、自然とちぎってみたり、葉脈をうつしとったり、匂いをかいでみたり、ちぎって糸が出ないか確かめたり、さまざまな方法で桑の葉の研究をすることができました。

蚕の成長に応じて、おどろきの発見がたくさんあったのですが、

それはまた次回の桐朋小だよりでお伝えしますね!

一覧に戻る