卵から孵化させて、命を育てる。
3年生の教室には、ある贈り物が長野県から届きました。
中を開くと、黒い小さな小さな粒がたくさん。
これはなんでしょうか。
そうです。蚕の卵です。
小さな蚕の卵を一人一人が虫眼鏡で観察します。
すると、ある気づきが。
なんと卵が黒色なのではなく、透明の卵の中に、黒い小さな幼虫がいて、その体の色が透けて見えていたので、
黒色の卵だったです。
この日から、3年生は蚕の一生と向き合うことにしました。
毎日毎日、学校にくるのが楽しみ。
今日こそは孵化しているのではないか。まだかなぁ、本当にこの小さな粒から生き物が出てくるのだろうか。
心配になりながらも大切に、25度の室温の中で、じっくりと見守ります。
するといきなり、1ミリほどの黒い体をした”毛蚕”が!
触ったらどうにかなってしまいそうなくらい、小さくて、でもあたたかで、一生懸命生きていました。
そこからは、『カイコ 科学のアルバム』を読み進める中で、
・説明文を読んでわかったこと
・説明文には書いてなかったけれど、実際に観察したからわかったこと
をまとめ、蚕の研究ノートを作成。
蚕を育てるために、桑の葉を学校中から探し出し、
葉っぱの研究も行いました。
さすが、理科で葉っぱを研究した子たちは、自然とちぎってみたり、葉脈をうつしとったり、匂いをかいでみたり、ちぎって糸が出ないか確かめたり、さまざまな方法で桑の葉の研究をすることができました。
蚕の成長に応じて、おどろきの発見がたくさんあったのですが、
それはまた次回の桐朋小だよりでお伝えしますね!