縄文時代に思いを馳せて・・・
6年生になって社会科では、歴史の勉強が始まりました。「○○時代!」と言うけれど、その時代に生きた人々の生活はどうだったのだろう?どんなものを使い何を考えていたのだろう?時代の順番や年号、出来事や有名な人物をひたすら覚えるだけの学習ではなく、想像したり体験する学びを取り入れていけたら…とスタートしました。
縄文時代はどんな時代だったのか?まずはイラストを見ながら発見したり疑問を出し、調べ学習の準備です。
「どんな生き物、植物があったのか?」「家の構造、材料、中の様子は?」「舟はどうやって作っていたのか?」「どのように埋葬していたのか?」「何を食べていたのか?」「どのような服をどんな材料で?」「どんな道具を使っていたのか?」などなど、たくさんの疑問が出され、グループごとにさっそく調べました。
教科書、資料集、図書室の本、歴史マンガ、そして社会科見学で訪れた「埋蔵文化財センター」などにたくさんの答えがありました。縄文の森では、当時の草木と住居が再現されており、家の中央には焚火の火。上っていく煙を見ながら、しばし縄文を感じ、そこに暮らした家族を想像しました。
学校に戻り、連休の谷間の日は「縄文デー」です。午前中は縄文土器を作り、午後は勾玉を作りました。「こんな小さな土器でも大変なのに、発掘されてたのは大きい土器だった。作るの大変だったろうな。」「どうしてこんな模様付けたのかな。」「勾玉磨くのめっちゃ時間かかる。」「紙やすりがない時代だよね…何で磨いてたんだろう。」など、作りながら思いを馳せ、自分の作品を完成させていきました。
旧石器時代、縄文時代は他の時代と比べてもとても長い。1世紀を1.5㎝とする定規をもとに計算すると縄文時代だけでもなんと約195㎝。長いと思っていた江戸時代でも4㎝ほど。いかに長い時間をかけて自然にあるものから工夫して暮らしを創ってきたかがわかります。