2025.4.7

卒業前にいただいたメッセージ [Ⅱー421]

卒業前にいただいたメッセージを、春休みに読ませていただきました。卒業生の皆さん、ありがとうございます。

■私がこの6年間を振り返ると、ずっと遊んでいました。日々の学校生活で、勉強よりも遊びの時間の方が多かった気がします。

でも、桐朋は、「1+1=2ですよ」で学びを終えるのではなく、「どうして1+1=2になるの?」と、私たちにたくさん問いかけ、考え、色々な発想を生み出させてくれます。そして、先生が生徒に同じ目線で話しかけてくれます。私はこうしう桐朋教育を受けるうちに、自然に「桐朋っ子」になりました。

桐朋は、一人ひとりを尊重して、誰一人同じ人はいないと、一人ひとりに寄り添ってくれます。

今の私は、そんな桐朋小学校が大好きです。

■桐朋小学校はすごく楽しいところです。私はめちゃくちゃ桐朋が好きです。自分のクラスが好きです。

初めて1年生として学校に行く時は緊張すると思いますが、少しするとパートナーという心強い5年生が一緒に子どもと学校に行くはずなので、安心して大丈夫だと思います。

桐朋は自由な学校です。

とりあえず色々なことにチャレンジしてみてください。失敗しても「もう一回やろう」と思わせてくれる先生や友だちがいるので、私は色々なことにチャレンジでき、この学校が好きになれました。

パートナーというのは卒業してもずっとパートナーなので、いつでも心強いパートナーがいるんだと思ってください!

小学校生活6年間思いっきり楽しんでください。

■僕は整理整とんができなくなったり、文字が汚かったりしたけれど、それでも両親や学校の先生方のおかげて、少しずつ直すことができるようになりました。それ以外にも友だちとのトラブルなども多くありましたが、時間を経ていくうちに自らの力で解決することができるようにもなりました。そして、自分の好きなことをする時間と一緒に勉強をある程度両立することのできる環境を支えてくれました。

■私は桐朋小学校が大好きです。

色々な事にチャレンジできる所、いつも応援してくれる先生たちが大好きです。

元気な子どもたちの笑い声がよく聞こえてくる学校です。

私はすごく6年間楽しくて、あっという間でした。

「おいしい算数」など、勉強も楽しく学べます。

私はこの学校で勉強以外の大切なものをいくつも学びました。

大人になったらできない事もいっぱいしました。

どろんこになったり、池に落ちたり、私はこの学校にいくつかの大切なものをもらいました。

バナナの皮が本当にすべるのかを実験できる、子どもの疑問にとことん付き合う学校です。私はこの学校が大好きです。

桐朋小学校で良かった。

1955年、初等部創設メンバーの一人である中野光先生が「私のやっている教育は果たしてこれでいいのだろうか」と疑う教師がいる学校、「もうすこしましにならないものだろうか」とみんなで問い直すことができる学校、「いま」を大事にする教育をすすめる学校をと、話してくださったことを思い出します。

学園、学校をつくり、支えてくださった生江義男先生は、「日々新しい教育をつくり出す試みを重ねていく。『創造』、『改革』、『試行』であるべき」と励ましてくださいました。

いただいたメッセージを励みに、よりよい園、学校にしていく努力を重ねていきます。

写真は、5日(土)の午後、56年前ご卒業された10期の皆さんといっしょに過ごした時間に撮りました

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