2026.6.24

〈断熱〉〈木の温もり〉改修、東京大空襲証言 [Ⅱ‐465]

 20日(土)、午前土曜参観、午後校舎見学会にたくさんの方が参加をしてくださり、ありがとうございました。

1、20日の土曜参観、高学年校舎入口で、断熱改修、木のぬくもり、心地よい環境づくりをお知らせするコーナーをつくりました。

 高学年玄関より出入りされた方は、このコーナー横を通られたのですが、低学年玄関を使用された方は、通ることができなかったかもしれません。内窓を置いておきますので、どうぞご覧ください。

◆国産素材の内窓

 図書室の一番手前側に設置する内窓(上写真、枠付き)です。前日、借設置をして、サイズを確認しました(下写真)。木の香りがします。

 内窓を見た人が、「えー、こんなになるんだ」と弾んだ声で言い、「こんな窓で外を見たらきれいだろうな」と想像を膨らませていました。

◆図書室の壁

 環境に配慮した自然素材を用いた卵漆喰(アレルギーテスト済)で仕上げます。どの色を使うか、みんなで検討中です。

◆「31冊借りたよー」「38冊借りたよ」など、嬉しそうな声と様子

 「図書委員会の人からもお知らせがあったように、図書室は、夏休みに、断熱のため床や壁、天井を新しくする工事をします。そのためには、本と本棚を一度すべて外に出して、工事が終わったら戻さなくてはなりません。(中略)

 みなさんにお願いです。来週から貸出冊数に上限を設けませんので、7月から9月までの間に読みたい本や、預かってもいいよという本を、できるだけたくさん借りてもらえませんか。少しでも本棚の本を減らして、作業をスムーズにしたいのです。保護者の方もご協力どうぞよろしくお願いいたします」 

 と、図書室よりお伝えしたところ、たくさんの人が借りてくれています。「私、31冊借りたよー」と本がいっぱい入ったバック見せてくれた人など、みなさんの行動、協力を嬉しく思いました。ありがとうございます。また、図書委員の人たちの取り組みで、年数を重ねた本を大切に読み、これからも残したいと願っていることを知り、嬉しく思いました。

 みんなで協力して、改修の準備をすすめています。

◆教えてください

 木は好きですか? 木材は教室を過ごしやすくすると思いますか? 教室(図書室)の暑さ・寒さはどうですか? 教室の明るさはどうですか? 教室(図書室)の音はどうですか? 教室のにおいはどうですか? 教室(図書室)で学習(読書)に集中できますか? 教室(図書室)は居心地がよいですか? 

 みなさんに聞いてみたいです。教室(図書室)をよりよくするために、教えてほしいです。

◆一人ひとりの、幸せな子ども時代を願って                

 2025年、創立70周年を機に、これまでの保育、教育を見つめ、今後目指すものを話し合い、新園案内・学校案内にまとめました。気候変動が進み、酷暑が長く、心地よく過ごせる時期が短くなっています。私たちは、これからの『地球』のこと、『未来』のことを考えていかねばなりません。地球環境を守る願いをもち、人権を尊重し、お互いのちがいを認め合いながら、共に生きていくこと、一人ひとりが民主的な対話を通じて平和を希求するなど、大きな願いを描きました。

 そうした願いの実現の一歩として、2026年、<『未来の初等部を自分たちでつくる』~気候変動から子どもたちを守る/木の温もりを五感で感じながら安らぐ/自然エネルギーを活かし学び続ける>を目的に、断熱改修、省エネルギー化、多摩産材による木の温もり、木質美化をすすめます。断熱ワークショップや子どもたちと協同して作業をすすめる計画を立て、自分たちの校舎を自分たちの手でつくる取り組みもします。既存の園舎、校舎を大切にした、子どもたちの心地よさを考えて改修をすすめていきます。

 それから、私たちの取り組みを発信し、広げることによって、日本の無(省)断熱の園舎や校舎で「夏は暑くて冬は寒い」課題を改善し、子どもたちが少しでも快適に過ごせるよう、社会に働きかけをします。

2、『またあしたあそぼうね』(山下ますみ文、ささきみお絵、新日本出版社)

 20日土曜参観で、6年生と6年生の保護者の皆さんは、竹内静代さん、元木キサ子さん、二瓶治代さんより、東京大空襲の体験を聞いて、感想や意見を交流しました。竹内さん、元木さん、二瓶さん、ありがとうございました。

 二瓶さんより、絵本『またあしたあそぼうね』をいただいて読みました。

 主人公のはるよちゃんは、八歳。物語は、戦争中、「せんそうごっこ」の場面からはじまります。はるよちゃんは、看護婦さん役。「大きくなったら兵隊さんと戦争に行って、お国の役に立つのが夢」と語ります。

 ごっこあそびの途中、「おまえ、そんなきらきらしたふくなんてきて、ひこくみんだぞ」と、木の棒の鉄砲を向けられます。当時、綺麗なものは贅沢品、「贅沢は敵」と言われていました。まさおちゃんが、「はるよちゃんは、ひこくみんじゃないぞ」と言ってくれて、はるよちゃんは元気を出します。服は、お母さんが若い頃の着物をほどいて作ってもらったものでした。

 「はるよ、ごはんだよ」と、お母さんが迎えにきて、「また、あしたあそぼうね」「あしたよ」と友だちと別れました。

 その夜に大空襲。はるよちゃん家族は、火が激しくなって、防空壕から逃げます。空から、細長い筒の爆弾が「ヒュルヒュル」と音を立てて赤い棒のように降ってきます。道路は、逃げていく人たちで埋めつくされています。焼夷弾という油の入った爆弾が空から降ってきます。

 まわりには、背中の赤ちゃんに火がついていることも気づかない女の人。荷車にたくさんの荷物を積んだ馬の荷物が燃え、火はしっぽを伝って馬の体に燃え移り、馬方さんにも。馬方さんは両手で手綱を握り、馬をじっと見つけたまま、一緒に焼かれます。

 はるよちゃんの防空頭巾にも火がつき、お父さんのことばで防災頭巾に触れると、風に飛ばされました。その後、はるよちゃんは気を失います。

 夜が明けて火が収まった頃、引きずり出されると、くろい塊の山。それは人でした。たくさんの人が折り重なっています。

「うごけなくなったはるよちゃんのまわりに、たくさんの人たちがあつまってきたそうです。/その人たちに火はおそいかかり、おかげではるよちゃんは火からまもられました」

 20日の様子から。次の写真も

 二瓶さんは、私たちに話をしてくれました。最後に、「ごくあたりまえな毎日が続くことが平和ですね。みなさまが平和の中で大きくなられることを願っています」と話し、本にもそのことばを書いてくださいました。

 「またあしたあそぼうね」には、「ごくあたりまえな毎日」の大切さが込められています。

 6月23日、沖縄慰霊の日。豊見城市立中学2年の亀谷琉奈さんが、詩「生きたいと願った証」を朗読。琉奈さんが5歳の頃、曽祖母から戦争の話を聞く。右太ももに「戦争で生き抜いた証し」の傷痕が残っていた。

 琉奈さんの詩が心に響いた。「平和は当たり前じゃない/たくさんの人の涙と苦しみと/「生きたい」という願いの上にある/だから私は忘れない/沖縄戦で苦しんだ人たちを/愛する人を守ろうとした想いを/泣きながら生き抜いた人たちを/そして/曾祖母の右足の傷を/「生きたい」と願った証の傷を/平和な未来へと繋いでいくために」(詩の最後を引用)。

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