2026.8.13

「断熱」「木質化」工事をすすめています [Ⅱ‐469]

 夏季中、改修工事をすすめています。今朝(11日)も早くから、電気ノコギリの音などが聞こえてきました。写真は、幼稚園の年少<たんぽぽ>、年中<ばら>、年長<ゆり>の部屋、床断熱、多摩産材の床はり、窓断熱、窓下壁断熱、天井工事をすすめていただいてきた様子(7月下旬~8月11日)です。

 工事開始前

天井張替

 

床断熱 

多摩産材の床、窓下断熱

 

 木質化は、これまでにいろいろな園、学校を見学させてもらい、その良さを感じてきました。「建物の内装木質化のすすめ-科学的データが示す内装木質化の効果-」(公益財団法人 日本住宅・木材技術センター 発行)によれば、心理面、身体面、衛生面、学習・生育面、生産性、経済面、社会貢献など、それぞれの効果があげられています。

 心理面の効果では、リラックス・癒し、心地よさ・落ち着き感を高める、愛着心を高めるなど、科学的データより示されていました。身体面の効果では、免疫力アップ、感覚を刺激する、疲労感を緩和する、安全性を高めるなど、学習・生育面の効果では、集中を助ける、活動力を高めるなどでした。

 9月から、園児、児童、教職員の様子や声から、どのような良さが見られるのかを捉えていきたいと思います。たのしみです。幼稚園部屋の改修前の床は、デザインがすてきでしたが、たいへんな硬さでした。断熱されていませんので、床からの冷たさ、寒さを感じました。今回の多摩産の杉は、とてもやわらかく、さわると気持ちがよい、木の香りも感じます。裸足での心地良さも感じるのではないでしょうか。冬期になれば、「断熱」による様子の変化を感じられるのではないかと期待しています。

 

 気候変動がすすみ、それを現在なんとしてもくい止めなくてはなりません。

 これまで繰り返し述べてきましたが、初等部(幼稚園と小学校)では、地球沸騰化、気候変動がすすむ中、その主な原因となる二酸化炭素を抑制し、気候変動対策をすすめたいと考えてきました。夏の期間がたいへん長くなり、特に最上階の3階の異常な暑さを何とかしなくてはならないと考えました。そしていろいろな方法を検討し、子どもたち、私たちの健康を守るために、建物と外部の間の熱を断つ「断熱」の方法が有効であり、工事を行うことにしました。決定後も、建築関連費用の高騰、石油由来の資材不足などの困難に直面してきました。

 今回の工事で、3階の天井裏をみてみると、残念ですが「断熱」されていない箇所がありました。これは、私たちの校舎だけでない(古い園や校舎の標準設計に「断熱」の項目がない)と捉えます。

 既存の園校舎をもとに、できる限り短期間で、費用を抑えて、現状を変え未来を創るとすれば、私たちが選んだ壁、床など、断熱材を隙間なく敷き詰め、張ったりすることで、外気温を遮断し、冷気や熱の伝達を遅らせ、暑さや寒さを防ぐことが、子どもたちの健康を守ることにつながると考えます。この「断熱」によって、使用するエネルギー量を削減します。そのことは、二酸化炭素排出量を減らし、気候変動の対策につながると考えました。

 また、園や学校では明るさや費用を考えて、大きな窓、アルミサッシ枠、ガラス1枚の窓が多いと捉えます。しかし、夏、冬ともに熱の出入りが大きく、窓際は夏は日射が眩しく、冬は寒い課題があります。熱の伝えやすさ(熱伝導率)は、木材は0.15(W/m・K、他も同様)、樹脂は0.17、ガラスは0.8、鉄は83、アルミサッシは236だそうで、アルミがもっとも熱を伝えやすい。私たちは、既存のものを使い、費用面を抑え、できる限り短期間で行えるよう、アルミサッシの内側に木製の枠、窓を設置し、二重窓を選びました。

 8月中旬に入り、工事後半になります。職人さんは、暑さ厳しい中、よくしていただいています。

 今後も「断熱」「木質化」工事について発信し、子どもたちの健康を守ることを考え合っていきたいと思います。

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