桐朋小だより

2018.4.24

全学年

地区別懇談会(通称ちくこん)

4月。恒例の地区別懇談会があります。桐朋小学校の子どもたちは電車、バス、徒歩など多方面から登校します。なので、全学年共通で、可能な限り同じ経路の家庭同士が集まれるように班を編成し、その班特有の安全の話やマナーなどと一緒に、子どもも保護者も交流を図ることを目的とした会を年に2回開催しています。これが地区別懇談会です。子どもたちには「ちくこん」という愛称で呼ばれています。例年、一回目は学校で、全学年の保護者にもお越しいただいて開催しています。
この一年間で、各班、5,6年生は何かと低学年の面倒を見ること、中学年は低学年の様子を気にかけながら、自分たちで声を掛け合えること、低学年はお姉さん、お兄さんのことを覚えて、お話しできるようになることなど、少しずつかかわっていく中で、できてくるといいです。

ある地区班の様子です。1年生から順番に自己紹介。1,2年生はクラスと名前を大きな声で言い、保護者の方に最寄りの駅や徒歩の経路などを話してもらいました。
3年生からは、できるだけ自分で、クラスと名前だけでなく、最寄りの駅や徒歩の経路のだいたいの時間などを話しました。一人で言おうと、よくがんばっていました。(困ったらお家の人をちらりと見てフォローをしてもらってもよいルール。)全員の自己紹介の後は、2グループに分かれて、登下校時の安全や気を付けること、これはうまくできていると思うことなどを子ども家たちだけで出し合いました。5,6年生が司会をし、ホワイトボードの前に集まって相談しました。自由に発言してもよい雰囲気の中、ちゃんと輪の中に1年生も入っています。話し合った後は、グループごとに発表してもらいました。たとえば、「広がって歩かない。」「バスが入ってくるときは止まる。」「せきをゆずること。なるべく、つめる。」「あいさつをちゃんとする。」などがありました。

そのあとは、交流の為少しゲームをしました。「背の順で並んで!」「誕生日順で並んで!」などの合図で一斉に一列に並びます。みんなで声を出して、「何月何日?」「いつ?」などと学年関係なく、話しながら並びます。並んだ列が正しいかの判定は保護者の方にお願いしました。すると、なんと同じ誕生日の子たちがいて、「おお~!」と盛り上がりました。最後に、靴のサイズ順で並びました。一番小さい1年生で18.0cm。一番大きい6年生は26.0cmで、これもびっくりしました。こんな風に交流をし、最後は、集団下校しました。
2回目の「ちくこん」は、各地区の班長さんが中心となって開催されます。今年はどんな会が開催されるのでしょうか。短い時間ですが、この「ちくこん」の時間が安心安全だけでなく、実は大切なつながりであると思っています。

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