5年生の音大訪問
音楽の授業の一環で、5年生の子どもたちと桐朋学園音楽大学を訪問しました。
毎年土曜参観の保護者会の時間にお世話になっており、今年で6回目です。
いつも目にする音大の校舎ですが、中に入るのは初めてという人がほとんど。
みんな、わくわくしています。
玄関の大きな庇の下で、高校部長の合田先生が迎えてくださいました。
地下の教室には、打楽器を専攻する学生さんが待っていてくれました。
オーケストラではいっぱい楽器を使いますが、
ヴァイオリンなどの「弦楽器」、トランペットなどの「管楽器」、
それ以外たくさんあるものを「打楽器」の奏者が担当するんだよ、との説明を受けて
みなビックリ。
見慣れたタンブリンやカスタネットの特別な奏法も見せていただきました。
単に「たたく」と言っても、様々な音がします。
「大きな音がするから、覚悟してね」と言われていたのに、タンブリンの予想をはるかに上回る激しい響きに一同「わあっ!」とあとずさりするほどでした。
叩く・打つ、という音の出し方のほかに、指で擦って回りの鈴を響かせる奏法も見せてくださいました。
それらの組み合わせを子どもたちがリクエストしたところ、お兄さんがすぐにやって見せてくれて、かっこよかったですね。
このあと音楽室にある打楽器でいろいろ挑戦する子どもたちの姿が目に浮かびます。
コントラバスのお兄さんは、5本も弦のある楽器を持ってきてくれました。
深い豊かな響きが部屋に広がりました。
低い音を代表する楽器ですが、子どもたちは「一番高い音はどこまで出ますか?」と質問していたのが印象的でした。
最後に、金ぴかの大きな楽器が台車に乗ってやってきました。
「人魚姫のやつだ!」「かっこいい!!」と子どもたちは大興奮。
そう、ハープです。「美女と野獣」のテーマ曲を弾いてくださいました。
とても優雅な形と音色の楽器ですが、足元では忙しくペダルの操作をするそうです。
最後に、数名が実際にハープに触らせていただくことになりました。
「しっかりしたいい音だね」と褒めていただいた人もいましたね。
こんなに目の前で、生の音に触れて、演奏者と対話ができる。
桐朋学園ならではの光景です。学生のみなさん、合田先生、ありがとうございました。