桐朋小だより

2018.8.24

1年生

1年生:保護者参加型の授業参観。「あっちゃん あがつく」の絵本作りをしよう!

 1年生にとって初めての小学校生活。何もわからない状態で学校生活に慣れていくのはとても大変なこと。ですが、子ども達は仲間同士で助け合いながら、学校生活を楽しむことができていました。特に、私が思い出に残っているのは土曜参観です。保護者参加型の授業参観の様子を、お伝えしようと思います。
 6月23日土曜日、本校では授業参観がありました。1年生にとっては初めての土曜参観でもあり、子ども達は朝から元気いっぱいの様子。
 今回の授業内容は「あっちゃん あがつく」の絵本作りということで、保護者の皆さまにも参加していただきました。さいとう しのぶ作、みね よう原案の絵本で、子ども達にも大人気。実際に、名前の最初の文字をとって作ってみることにしました。
 例えば、名前が「太郎」だったら「たっちゃん たがつく たこやきだあ」とか、「花子」だったら「はっちゃん はがつく ハンバーガー」というように「〇っちゃん  〇がつく  〇〇」の 〇〇の部分に、自分で考えた文を入れて、その隣には絵を描くといった活動です。保護者の場合には、保護者の名前で考えてもらいました。親子で顔を見合わせながら、楽しく絵本を作ってもらえたら…という願いがあったので、あえて、対面するような配置にしました。子ども達はとても嬉しそうで、今までで一番楽しく授業に参加することができました。
 「先生、これパパが描いたの。上手いでしょ」「先生、ママの絵すごく上手だよ」と子どもは自分のことは何も言わずにお父さん・お母さんの作品を自慢げに、そして誇らしげに見せていました。発表の際には、子どもが手を挙げていたので「じゃあ〇〇くん」と言うと、お父さん・お母さんの手を握って一緒に前へ…。親子で絵本作りをした後は、親子で一緒に発表もしていました。子ども達の幸せそうな顔、今でも忘れません。毎日子ども達が幸せになるような授業をしたいと思っているのですが、やはりお父さん・お母さんの力には敵いませんね。1年生にとっては、最高の想い出になりました。私自身も親子で絵本を作っている様子を見て幸せな気持ちになりました。保護者参加型の授業参観。とても面白かったので、またいつかやってみたいです!
 授業のあとは懇談会(保護者会)。子ども達の様子を、映像を交えながら伝えて、併せてクラスで大切にしていることもお話ししました。その後、子ども達を相手にやっている「詩の授業」を体験していただき、子どもと同じように「詩」を作ってもらいました。翌日、子どもが作った「詩」と保護者が作った「詩」の読み比べもしました。最後に、子ども達がやった「フープおくり」というゲームをやり、子ども達の記録に挑戦。そして記録を更新して終了。保護者の皆様の協力もあって、懇談会も楽しく終えることができました。

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