2018.7.4

『桐朋教育』50号・記念号 [Ⅱ-161]

 7月12日、桐朋教育研究所より『桐朋教育』50号が出る予定です。「創立50号 記念号」として、「初等部の教育」を特集します。内容は、3部構成で、

[桐朋幼稚園]●桐朋幼稚園は、2018年度より「3年保育」「3歳児保育」をはじめました。 ●座談会 三年保育の夢を語ろう―桐朋幼稚園の今までとこれから― 久保健太(共同研究者、大学教員)、川角さえ・市川杏子・能登比呂志 ●幼稚園ゆり組「一クラス四0名」を送り出し… 萩谷みづき ●汐見稔幸先生インタビュー(東京大学名誉教授、白梅学園大学前学長、保育学会会長)

[桐朋小学校]●三年生と総合の授業をつくる 島田晶子 ●本質に迫る理科教育 長崎由季 ●「自分たちの学校」をつくる 渡邉春菜 ●けん玉で広がる仲間づくり 久保田勇気 ●座談会 桐朋小学校の素敵なところは? 束原和郎・鷲阪恭子・滋野真優・星野俊樹・武藤あゆみ・渡邉春菜

[桐朋学園のつながり、同窓生から]●小学生とのふれあい実習 中高体育科 鎌田依利 ●小学生の音大見学 飯田彩子 ●学園で育った同窓生高橋侑子(トライアスロン選手)・SINSKE【石原信輔】(マリンバ奏者)・山内美香(山内ぶどう園経営)・千葉裕子(桐朋女子中・高等学校校長)・吉野圭悟(桐朋小学校音楽科講師)  敬称略 

 『桐朋教育』は、一九七一年五月に創刊しました。学園内に桐朋教育研究所を設立して以来、教育の成果を『桐朋教育研究所時報』にて発表してきました。その『時報』を現在の『桐朋教育』にかえました。(写真は、『桐朋教育』1号。巻頭に、「教育の基本」生江義男先生の講演記録掲載)

 ねがいとしては、桐朋教育の理念を理解していただきたい、「具体的な教育の事例をあげ、でき得る限り、その展開と躍動ぶりを生のまま伝えたい」ことでした。「教育の危機」という状況認識をもち、それに対して「桐朋学園をとりまく、自然的、人間的、社会的環境を改めて検討し、広く多くの方がたのご協賛を得る場としたい」こと、「学園にあってつねに変革されなければならない」というおもいが込められています。

 50号特集では、上記のように、初等部の特色ある教育、活動をとりあげました。また、記念号ということで、二つの座談会「三年保育の夢を語ろう」、「桐朋小学校の素敵なところは?」を試みました。とりあげた実践や座談会は、私たちの未来に向けての希望も込めています。

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