2018.11.16

しぜんひろばのお別れの会 [Ⅱ-175]

 11月13日(火)は、しぜんひろばのお別れの会でした。全校児童でしぜんひろばに集まり、①はじめの言葉 ②2年生の歌 ③校長先生のお話 ④各クラスからの思い出 ⑤図書委員からのプレゼント ⑥みんなの歌「風をください」 ⑦おわりの言葉 をしました。

 

 2年生の歌は、1999年秋、しぜんひろばの全校の会で歌われたものでした。当時、2東「めだかのたいそう」、2中「みんなのひろば」、2西「みんなであそぼう」を創りました。その歌を現在の2年生の各クラスの子たちが歌ってくれました。心のこもった歌声でした。

 1~6年、14クラスの人が思い出を話してくれました。◆ツリーハウスに上った時のこと ◆ドングリやコナラ、クヌギなどを拾った時のこと ◆拾ったドングリでこまを作った時のこと ◆鬼ごっこをした時のこと ◆ザリガニつりをした時のこと ◆秘密基地をつくったこと ◆池で遊んだこと、池ポチャをしたこと ◆落ちているみかんを食べたこと などでした。

「ツリーハウスに上る時に、はじめはパートナーに助けてもらいました。その後は、友だちや先生に助けてもらいました。」「ツリーハウスに上ったら、風が吹くと気持ちがいいと感じました。」「はじめの頃は、足が短くて池ポチャしてしました。1年生3学期ころからは落ちなくなりました。」「掻い堀りでは、水を減らしてい くと、生きものが見えることが楽しかった。」「第二のしぜんひろばをつくることを考えるとわくわくします。」「今を超える場所をつくってください(6年生)。」

 会の終了後、3年生の子から「しぜん広場のおわかれのことば」と、しぜんひろばの絵をいただきました。「私のしぜん広場の思い出は、2年生の時ははじめて木をのぼれたり、友だちとしぜん広場でひみつきちを作ったりして、そのとき私は、しぜん広場を楽しいって気づきました。それからしぜん広場でブランコをしたりしてたのに、今日(明日)でしぜん広場をかえすことになって、さびしいです。こんどのしぜん広場は、どういう広場かわからないけど、次も楽しみたいです。」と書かれていました。その子は、前日もしぜんひろばで遊んでいました。しぜんひろばをと大切にしてきてくれたことが伝わり、嬉しく思いました。

 この日に向けて、図書委員会の子どもたちが、しぜんひろばの葉っぱを集め、全校児童のしおりを作ってくれました。それを全員に配ってくれました。ありがとうございます。

 私は、「1998年秋、しぜんひろばは誕生しました。生きものであり、自然の一部である私たち人間が育つ環境として、自然があり、生きものがいて、のびのびと遊べる場が必要と考えて、土地をお借りしました。

 その一年後、1999年に、池と川、小山のある広場となりました。池や川のまわりは、オニグルミの木が一本でしたが、みなさんの先輩たちや調布市、東京都から木をいただき、こんなに大きく育ってくれました。」「生きものを含む自然と接することで養われ感覚や感性はとても大切なものです。」「しぜんひろばの真ん中あたりにある彫刻は、桐朋女子中高の先生で、彫刻家だった須賀野チイさんが1957年(61年前)につくったものです。名前は『ある一つの世界1』です。須賀野さんは子どもが大好きな方でした。子どもたちの声が聞こえる場所で、みんなが上ったりたくさん遊んでくれて喜ばれていることでしょう。」「毎年毎年、5、6年生がしぜんひろば委員の子たちが大切にしてくれました。落ち葉を集め、大もみじの下に敷き詰めたり、池の掻い堀りをしたり、先生たちと協力してツリーハウスができたことなども大切な思い出です。」などを伝えたいと思いました。

 お別れの会以降も、しぜんひろばに子どもたちや同窓生がたくさん来てくれています。11月17日(土)も、旧職員の方、PTA元会長、同窓会元会長らも来てくださいました。たいへん嬉しいです。

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