桐朋小だより

2018.11.22

2年生

低学年も自治活動

2年東組では、○○委員会という、委員会活動を行っています。5,6年生の行っている自治の様子を少しまねしながら、2年生でもできることを自分たちで考えて、委員会をつくりました。自分が楽しめること、友だちやクラスのことを考えた活動をすること・・・。

事前にこんな委員会があるといいよねと思いつくものを相談し発言してもらったところ18もの委員会候補が出されました。この中から自分でどれか1つの委員会に絞って活動することにしました。

こうして決まった委員会活動は、活気にあふれます。授業時間外にも自分たちで集まって、相談したり活動をしています。そして、ある程度やりたいことやみんなに紹介したいことができれば、朝の会や帰りの会に発言をします。

「図書委員会です。水曜日の中休みにお話し会をします。ポスターをあそこ(水道の横の掲示板)に貼ったのでみてね。」

「保健委員会です。救急箱の中に絆創膏のゴミを入れている人がいるので、小さいごみ箱をつくったから、これからはこっちに捨ててね。」

この「○○委員会です。」というフレーズを言いたくて言いたくてたまらない人が多いのが2年生らしいです。

 

願いを実現するためにがんばるこんな委員会もあります。

「来週の金曜日か再来週の火曜日の総合の時間を使わせてください。」
「何をするの?」
「みんなで遊ぶ会をしたい。」
「なんでしたいの?」
「クラスみんなでやったら絶対楽しいから。」
「では、どんなことをするのか、紙に書いて持ってきて。こういうのを企画書っていうんだよ。」

翌日・・・。

「書けたよ。」
「これって、どんなあそび?」
「そういうと思って、ママとやりかたを書いてきた。」(さすが!)
「すごい!見せて。・・・いいね。それぞれ、何分ずつかかるのか考えて、40分間でおわるように。それから、おみやげっていうのは、どうするの?」
「わかった。おみやげは、自分たちでつくるから、大じょうぶ!」

数時間後・・・

「できました。」
「再来週の火曜日だったら、出来ます。」
「よしっ!じゃあ、月曜日、朝の会か、帰りの会でみんなに言うね。」

そして月曜日の帰りの会・・・

「遊び企画委員会です。再来週の火曜日にみんなで遊ぶ会をします。遊び企画委員会ポスターを貼ります。楽しみにしていてください。」

このやりとりをみると、もはや大人顔負けなわけで・・・。

 

この年代の子どもの特徴に、やりたいこと、がんばると決めたときに、ものすごい力を発揮することが顕著に表れることがあります。それは個人が一人で発揮するのではなく、仲間とともに実現に向けて前向きに考え、突き進むどこか眩しい力です。そんな姿の一端が見えると応援したくなります。
委員会活動は、まだ始めたばかりですが、いまのところ、エンジン全開です。火曜日どうなるか楽しみです。

 

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