2018.11.27

しぜんひろばについての子どもたちの声 [Ⅱ-177]

 先週、原状復帰工事が始まりました。大きな音で、子どもたちに迷惑をかけてしまいました。
 あらためて、子どもたちがしぜんひろばについてどんな気持ちでいるのかを知りたいと思い、各クラスの通信を読ませていただきました。

          1年生
 せんせい、あのね。
 かよう日に しぜんひろば おわかれかいを したよ。
 おわかれかいの ときは、おおきな こえで いおうと したけど、ほんばんでは おおきな こえで いうことが できなかったよ。

  しぜんひろばが…
          2年生
 この前、しぜんひろばが はん分なくなっちゃうってきいて、わたしはかなしくなりました。
 だって1ねん生とはん分ちょっとしかあそべなかったんだもの。
 1年生はとてもかわいそうです。
 なくなっちゃうのはしょうがない。でも、なにもやんないでなくなっちゃうのはさびしいから、「しぜんひろばのおわかれ会」があってよかったです。
 あと、「しぜんひろばのおわかれ会」のパンフレットに プログラムがかかれていたけど、ぜんぜんプログラムとちがってびっくりしました。
 それで、かえりの会のときくばった しぜんひろばのはっぱを、おしばなしたしおりを くじびきのように先生の手から ひっこぬきました。
 わたしが、ひっこぬいたのは、かえでのはっぱが こうようしはじめたぐらいのいろのやつでした。でも すぐにきにいって、一りん車をやるときも、もっていってしまったよ。と~~~ってもうれしかった。

  さいしょから、さいごまで
          2年生
 わたしは、しぜんひろばが 母のようだった。いつも、いやなことや、ケンカを したら、いつも…いつも しぜんひろばに 行ってた。しぜんひろばに 行くと、なんだから…気もちが おちついて、お兄ちゃんの ことを おもいだして、
「はやく お兄ちゃんに あいたい。」
って おもって、気もちよくなる。
 それに、わたしに ゆう気を つけてくれたのも、しぜんひろばの おかげだ。一年生のときは、ツリーハウスに のぼりたかったから、いつも、れんしゅうしていた。
 でも ある日、わたしが れんしゅうしていたら、なんだか ゆう気が わいてきて、もうちょっと うでに 力を入れて、のぼってみたり、なんだか、風がおしてくれたような、のぼれたんだ。わたしは、そのとき うれしかった。
 本とうに しぜんひろばの おもいでは いっぱいだ。

  自然ひろば
          4年生
 この間、自然ひろばのお別れ会をやりました。自然はろばの感想では、〇〇君が発表してくれました。〇〇君は、いろんなことを一つにまとめられていて、ちゃんと読めていました。それが終わり、歌を歌いました。
 自然ひろばは、すごく楽しかったです。池ポチャしたことは一度もありません。ザリガニをとったり、カエルをとったりしました。自然ひろばは、楽しかったのに、それがなくなってしまうので悲しいです。でも次の自然ひろばができるので、楽しみです。

  自然広場の思い出
          5年生
 私は、自然広場のブランコで遊ぶのが好きでした。ブランコに乗っていると、風が気持ちよくて楽しいからです。
 でも、そんな自然広場も、もう無くなってしまいます。ですが、自然広場そのものが無くなってしまうわけではありません。新たに、第二の自然広場ができます。
 私は、一人の五年生として、お手伝いが出来ればと思っています。

 子どもたちから、「木が倒されているのを見たら悲しくなった。」と言われました。また、「木がポイッと投げられるのを見て、悲しくなった」とも。本当にその通りだと思いました。
 「借りていた場所を返したら、そのあとに何ができるの?」と聞かれました。「遺跡の調査をした後で、マンションが建つそうだよ。」と話すと、(ああ、悲しいなあ)と、その子はつぶやきました。

 ※写真は、「最後の池ポチャ」「しぜんひろばにあったアスレチックを解体して、倉庫に片付ける子どもたち」など。

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