2019.4.27

新しいしぜんひろば [Ⅱ-192]

10年、20年先とみんなで育て、守っていく〈しぜんひろば〉にしよう

 4月24日(水)、新しいしぜんひろばで、理科園・しぜんひろば委員会の人たちが活動をしました。

 斜面にクローバーの種をまきました。緑を増やし、柔らかい地面をしっかりしたものにしたいと考えました。また、しぜんひろばを造ってくださった野崎造園・さかいさんにインタビューをしました。少し紹介します。

「石積みを手作業でされてたいへんだったと思います。その時の技について教えてください。」

「前のしぜんひろばで使っていた石を使ったのと、足りないのは新しく足しました。石は一つとして同じ形のものがありません。1個1個選んで、石には表と裏があるんだけれど、その表裏をうまく組み合わせて(試行錯誤して)並べました。」

「見どころはどんなところでしょうか。」

「16種類の木を植えました。春はさくら、その後は新緑です。秋は紅葉で黄色や赤色が見られます。実がなる木もあり、収穫が楽しみですね。」

 子どもたちはいろいろとたずね、さかいさんは丁寧にこたえてくださいました。インタビューの内容は、26日(金)、新しぜんひろば開きで委員会の人たちが報告をしました。

 新しぜんひろばは、

〇元のしぜんひろばを改良したもの

〇子どもたちが冒険できる、ゆったりできるもの

〇自然の中で「発見」できる、自分たちの遊びを「発明」できるもの

として考えました。

 これから先、子どもたちと話し合って、育てていきたいと思います。たとえば、園児を含めた異年齢の子どもたちの遊び場として、生き物の生息地として、地域の自然として、持続可能な地球環境や豊かな生活文化を守る場として…など、いろいろな角度から考え、学びあい、つくっていきたいと考えます。10年、20年先とみんなで育て、守っていく〈しぜんひろば〉にしたいです。

 4月24日(水)の夕方、伐採したメタセコイヤの木で机や椅子(写真)をつくってくださったのを遠いところから運んできてくださいました。ありがとうございました。とても素敵なもので、大切に使いたいと思います。プレイルーム前の廊下に置きました。25日朝、「いいかおりがする!」「すべすべしている。気持ちいい」など、子どもたちが椅子に腰かけ、机をさすりなから気持ちよさそうに過ごしていました。

 春休みには、1、2年生の教室の床をきれいにしました。トイレの改修工事もすすめました。いろいろな方にお世話になり、ありがとうございました。

 ※下2枚の写真は、多摩川河川敷での幼稚園遠足の様子から。 ※コラム〈風〉は、前校園長の武藤昭先生がはじめられ、中村がバトンを引き継いでいます。月に数回、不定期で掲載していきますので、よろしくお願いします。

一覧に戻る