桐朋小だより

2019.6.19

3年生

3年生の水泳

今の時期の体育はどの学年も水泳があります。可動式の床を最大限に利用して学年に応じた指導をしています。

3年生は、2年生までの学びを振り返りながら、ドルフィンキックと平泳ぎの手の動きをミックスさせたドル平(学校体育同志会が考案)という泳法を学んでいきます。

学びは、基本的に学習班(4人組)→ペアで行っています。

可視化できない自分の動きをイメージしていくことは、大人でも難しいことですが、子どもたちは、進んで自分たちの言葉で伝え、聞き合い、学んでいます。真剣に教え合い、その中で得ていく力はかけがえのないものです。

 

みんなで一人の子の泳ぎを見て真似をする学びをしました。自分のイメージと友達の動作のイメージを重ね、新しい自分の動きへと変えていく。イメージと可視をすり合わせていく学びです。

また、自分の泳ぎを自分で見て、修正していくために動画を使って、その場で見たり、教室で見たりする学びも取り入れています。

様々な手立てで学んでいくと、だんだん、教え合いが上手になっていきます。ペアの子の苦手が分かってくると、おなかを支えてあげたり、手を引いてあげたり、息継ぎのタイミングを大きな声で(水中で聞こえないと思って)言ってあげたり。意図的に補助をはずして見ている・・・なんてこともします。すると徐々に、確実に泳ぎが変わります。

「できてる、できてる!」「そうそうそう!」「力、入ってる!」「前向かないで!(沈むから)」「トント~ン、パッ!トン、ト~ン、パッ!」

自分の体を脱力して水中に浮かせること、息つぎの際に「パッ!」と吐く動作と吸い込む動作、2回ドルフィンキックをして息継ぎをするまでの伸びの姿勢など、学んできたポイントをお互いに確認しながら、がんばっています。

各自が毎時間、今日の自分の目標を達成できるように取り組んでいる3年生でした。

 

一覧に戻る