2年生の子どもたちから [Ⅱ-201]
始業式のはじまりに、3年生全員が「4つのいろのうた」を歌ってくれました。続いて、4年生が、7月八ヶ岳合宿の思い出を話してくれました。ありがとうございました。
その後、私から「防災-大地震が起きる可能性が高いと予想されています。歴史、地理、科学などを学び、備えよう」を話しました。(前号200参照)
始業式が終わり、2年生のクラスで話し合ったことを担任の先生から聞きました。
担任「校長先生の話を聞いて、何か思ったことや感じたことはあるかな?」
子「昔の人は、すごく恐ろしい体験をしていたことがわかった。10年後~20年後に大きい地震がくるから、どうしたらいいのかな? でも、『くるかも』って言っていたから、こない可能性もあるでしょ?」
担任「そうだね。こない可能性もあるよね。だけど、大きい地震がきた時に悩む時間はないよね。今のうちに考えておくことも大切じゃないかな?」
子「地震が起きたら、机の下に隠れる。あとは電信柱につかまる。学校の中で起きたら、先生の話を聞けばいいけど、電車に乗っているときに地震が起こったらどうしよう?」
担任「もし電車が途中で動かなくなったらどうする?」
子「家まで歩いて帰る。でも、学校の方が近かったら学校に戻る。近くに大人の人がいたら、その人に声をかけて助けてもらう。お母さんに電話をして迎えに来てもらう。」
この後もいろいろな話をしたそうです。発言したい人がたくさんいて、紙にも書いてもらったそうです。
子「10年後とか20年後とかにくるって言っていたからびっくりした。大きい津波がきたら、高いところに逃げる。」
子「自分が大人になったら、子どもを助けたいと思った。」
子「一生懸命勉強して地震に備えておく。」
子「地震がきたら、できることは何でもする。家族で助け合う。何よりもみんなの命が大切です。校長先生が『地震が10年~20年後にくるかも』ということをみんなに伝えてくれなければ、地震がくるということがわからなかったです。なので、伝えてくれたことがありがたいと思いました。」
子「2030年~2040年に地震がくるかもしれない。そのときは18歳です。それまでに一生懸命勉強を頑張って、自分のためになるものをつくりたい。」
担任の先生は子どもたちの声を聴きながら、「子どもたちにとっては、『10年後』『20年後』ということばがキーワードになったようで、その時に自分が何歳なのか。その時までに何かできることはないのか。大地震、大津波が起こったら、どうすればいいのか。真剣に考え、話し合うことができました。(この後に行う)引き取り訓練の意図、必要性も理解したようでした」と教えてくれました。
担任の先生が問いかけ、その様子を教えてくださり、子どもがどのように受けとめたのかを学ぶことができました。
※写真上 桃太郎ごっこの旗をつくっています。写真下 しぜんひろば工事