2019.10.4

もうすぐ運動会 [Ⅱ-205]

 昨日は、運動会予行を行いました。4年生、5年生、6年生の各係の子たちがはりきって取り組みました。他の学年の表現を見て、声援をおくる姿もありました。自分たちの運動会を自分たちで創ることを大切に取り組んでいます。

 日曜日が本番です。桐朋小学校の運動会は、体育学習の発表、二色対抗競技などを行います。体育学習の発表では、1年生は「荒馬」を踊ります。青森県今別町の踊りで、ねぶた祭りの踊りがもとになっています。「ラッセラー、ラッセラー!」と、威勢のいいかけ声や太鼓のリズムに、かわいい馬が駆け回ります。(下の右写真は、幼稚園の子たちが見学しています)

 2年生は「花笠踊り」を踊ります。山形県の踊りで、花笠音頭に合わせて踊ります。自分たちで飾りつけした花笠を使って、元気な歌とかけ声に合わせて踊ります。

 3年生は「桐朋みかぐら」を踊ります。岩手県大森村に伝わる神楽舞をもとにしています。秋の豊作や幸せを願う気持ちが込められています。子どもたちはリズムにのって表現します。

 4年生は「リズム縄跳び」をします。新しい取り組みです。からだの動き、リズム感など大切に、一人ひとりが習得した縄跳びの技や集団演技をします。仲間とともに楽しく表現します。

 5年生は「エイサー」を踊ります。沖縄本島や近隣の島々の盆踊りです。祖先の霊を供養し、無病息災を願い、家庭の繁栄を祈念します。沖縄市園田青年会の踊りを取り入れ、力づよく表現します。

 6年生は「中野七頭舞」を踊ります。岩手県岩泉町で約180年前から踊られています。七つの道具を持ち、農地を開拓していきます。大変難しい踊りに取り組みます。

 私たちが取り組む踊りは、歴史的に地域の祭りなどの場で踊られ、世代を超えて人と人を繋ぐ大切な共有財産です。生きる喜び、祈りや願いという感情を共有した、かけがえのない文化です。腰を安定させ、地に足をつけ、大地に根ざして労働し生活してきた人たちの身体の動きや所作とつながります。踊りを通して、身体の感覚が蘇られたり、身体の耕しをしていきたいと取り組んでいます。

 二色対抗競技では、クラスや縦割り学年が協力し、力いっぱい競技します。

 私たちは、運動会の取り組みを通して、子どもたちの主体性を育てることを大事に考えてすすめています。エール交換では、応援係の子どもたちが考えたものをチーム全員で行います。大玉リレーの整列、誘導、競技のリード、用具準備、ライン引き、他にも子どもたちが行います。

 自分たちの運動会を自分たちで創っています。

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