世界に触れる。そして人とつながっていく。
「ねぇねぇ、コロンビアの人いつ来るの!!」
今日はICUの留学生が3・4年生の教室に来てくれる日。
子ども達の興奮は最高潮。そして、私もドキドキワクワクであふれていました。
どの国の方が来てくださるのか、子ども達に告知したときから、
自学にはコロンビア・ブラジル調べがたくさん。
(コロンビアからはアンジェラさん。ブラジルからはビビアンさんが来てくださいました。)
子ども達の楽しみな気持ちがノートから溢れていました。
当日、日本語を一切話せない留学生との対話。
コロンビアのカラフルな写真がいっぱいのスライドを、留学生が作ってきてくれました。
暮らし・街並み・食事・衣装・乗り物・人・文化。
どれも新鮮で、発見ばかりで、子ども達の眼はキラキラ。
“えー!ハグで挨拶するの!?ちょっと恥ずかしい・・・”
“こんなにバイクがあるんだ!日本と全然違う!!ラクダやラマにも乗るんだ!うわぁ〜いいなぁ。”
“街並みがカラフル!かわいい!自学で調べたこと、本当だったんだなぁ。”
コロンビアのことをたっくさん教えてもらって、スペイン語でゲームをした後は、
“ありがとう”の気持ちを込めて、運動会で舞った“桐朋みかぐら”を披露しました。
扇と手作りの錫杖を持ち、太鼓の音に合わせたらもう自然と体が動きます。
踊りを忘れかけていた子も、披露する頃にはばっちり。
アンジェラさんや、ICUのスタッフの方も、自然と手拍子をしてくださり、
礼をした後には、“ブラボー!!!”。
子ども達の、少し照れたような、でもどこか堂々とした頼もしい顔が見られました。
サプライズで、“マカレナ”と“サンバ”を教えてもらい、南国のエネルギッシュな雰囲気を体感した時間。
「おどりが楽しいのは世界共通だけど、体の動かし方が違うことを知ったよ。楽しかった!」
「サンバがむずかしかった!でも、何となぁくノッてやっていたよ!今日は本当に楽しくて、ワクワクした!!!」
「コロンビアの乗り物を、もっと知りたい。ビビアンさんが、日本語で「いただきます」と言えたよ。マカレナとサンバを踊って幸せになりました。」
「日本では当たり前のことが、世界では違うと知った。そして、今日コロンビアの人が来てくれて嬉しかった!」
授業後には、ハグをしてもらいたい人、もっと話したい人の行列。
“言葉が通じなくっても、ハグしてもらうだけで、何か繋がれた気がしたよ。”
“自分の伝えたかったこと、通じた!”
あぁ、人と繋がるって、言葉だけじゃないんだね。
大切なこと、忘れたくないことを、再確認させてくれた素敵な時間でした。