園庭には福がたくさん [Ⅱ-219]
2月1日(土)に来てくだったみなさん、ありがとうございました。
来たくても普段はなかなか来られない方や、この日ならば子どもの育つ環境をいっしょにつくれるという方らとともに、園庭環境づくりをすすめました。
今朝(3日)、子どもたちは早速新しい場所で遊んでいました。とっても楽しそうでした。
新しくなった「きょうりゅう」山、新しい場所に移った土管などで、子どもたちはたくさん遊んでいます。「これはね、おじいちゃんがつくったんだ」と話してくれた子がいました。その子の喜びが伝わってきました。3歳クラスの子が、急斜面をこわごわと手をつきながらのぼろうとしています。何度か挑戦して頂上まで行けました。丸太椅子に腰をかけて満足そうです。「きょうりゅうみたいだ!」と、その形から言う子もいます。斜面の途中に幼虫を発見。立ち止まりじっくり見守ります。坂道でのスリルを何回もたのしんでいる子がいます。タイヤを埋め込んだところから一段とばしてジャンプする子がいます。新しくなった場所で、命を輝かせている子どもたちでした。
今日は節分です。先生たちが子どもたちに節分の劇を見せてから、みんなで「オニはそと」「福はうち」と豆まきをしました。自分のなかにある(めくどくさがる、へそ曲がりなど)のオニを外に出し、福をいっぱい自分の中に入れていました。
桐朋幼稚園は自然を大切にして、かかわり、出あい、感動や不思議さ、思い通りにいかなさ、心地よさ、よろこびなどを経験し、感じることを大切にしています。直接ふれ合うものが、子どもの五感を育むものにしたいです。ゆったりとした時間のなかで、心とからだをのびのび使い、人とかかわり、おもいきりあそぶことや豊かな生活を経験します。
桐朋幼稚園は、2018年度より3年保育をすすめてきました。一人ひとりが授かった命を大切に育み、自分らしく命を輝かせる、なかまや大人とかかわり、ちがいを認め合い、豊かな世界をつくり出していけるように育ってほしいと思います。
2月3日(月)の朝、園庭づくりの記録写真を展示しました。写真をよく見ながら、「ぼくのお父さんがいた!」と伝えてくれた子がいました。お家の方とつくった園庭環境は、子どもたちの喜びと豊かな世界へとつながっています。ありがとうございました。