クラスみんなと久しぶりの再会
約一ヶ月ぶりに再開した子どもたち。誰もがマスクをしている姿がちょっと不思議な光景。窓全開の教室。それに慣れないのか、久しぶりの自分の席で手持ち無沙汰に椅子をぎしぎししている子。隣の子に「ひさしぶりー」「元気だったー!?」「会えてうれしい!」と女の子たち。「ストレスたまりまくってたぜ!」と、わんぱく少年たちも集まってきて、教室が少しずついつもの活気がもどってきました。たった2時間だけの登校でしたが、みんな首を長くして待っていたようです。
健康観察カードやこの休み中にがんばった自学ノートを提出。子どもたちの様子を知ろうと、この休み中には、ハガキを送りました。返信にみっちり書かれた文面には「もー、ひまひま!」「はやく学校いって、みんなと遊びたい!」「たいくつー」と悲鳴ともいえる叫びが書き連ねてありました。やっぱりというか「はやく勉強したくてたまらない!うずうずする〜!」という子はいませんでしたが。
この休み中に、それぞれあったことを紹介し合いました。おもしろかったこと、がんばったこと、残念だったことなど一人一言、輪になって久しぶりのサークル対話。クラスみんなで笑ったり、真剣に話を聴いたり、この休み中の様子を紹介しあったり、ほっこりとした時間を過ごせました。こういった当たり前の風景が、かけがえのない時間なのだと、あらためて気付かされます。
家で閉じこもってばかりで、なまってしまった体をしっかり目覚めさそう。校庭に出て、ひたすら鬼遊びをしました。まずは、やっぱり先生鬼(←鬼が先生一人なので、じつはこれが一番大変でした)、増やし鬼、手つなぎ鬼、氷鬼などなど。ひとしきり汗をかくと、春の爽やかな風が吹いてきました。誰かが「自然広場にいってみようよ」と、友だちの手を引っ張ります。そこはすでに春でした。アリんこやクモ、つぼみが膨らんできた植物もありました。ひとしきり池の周りを走り回って、虫を捕まえて、ターザンロープで遊びました。
ついつい、遊びに夢中になってしまい、あっという間に下校の時間。「みんな、またなー!」と解散。「毎日、学校に来てさ、こうやって2時間たっぷり遊びにきたいねー」と、子どもたちは名残惜しそうに帰って行きました。こういうときだからこそ、友だちや先生と会って、話したり、笑ったり、走ったり、いつもよりもわくわくしました。
次の日の次の日、先生は筋肉痛になったことは秘密です。