子どもからのプレゼント
桐朋小学校で勤務を始めてから4年が経ちました。この仕事をしていると、子ども達から手紙や折り紙などを貰うことがあります。今回は子ども達から貰ったものをエピソード付きで3つ紹介します。
①手作りのマックセット
今の6年生が2年生だったころ。私が2年西組の担任をしていたときの話です。その日は体調が悪く、休み時間も子ども達と遊ぶことができませんでした。教室のデスクでゆっくり休んでいると、子ども達から「番号札を持っていて下さい。」と言われ、番号札を渡されました。数分後、「番号札1番でお待ちのお客様~」と呼ばれました。渡されたばかりなのに番号札を紛失してしまった私。「なんで失くしちゃうの!」と少し怒られながらも、「ハンバーガーセットです。これで元気出して下さい。」と元気付けてくれました。私がふざけて「Lセットを頼んだんですけど…」と言うと、「申し訳ありませんでした。すぐに作り直します。」と言い、もう一度作ってくれました。
かなり体調の悪かった私ですが、知らないうちに元気を取り戻していました。あのときのやりとりは、一生忘れることのない思い出の一つです。
②名前付きの石
昨年の卒業生が4年生だったころ。私は学習補助として4年西組に位置付いていました。彼らが5年生になるとき、一人の男の子が「俺のこと忘れないでね。」と名前付きの石をくれました。たまたま近くに落ちていた石に名前を書き、真剣な眼差しで渡してくれました。何も知らない人からすると「どうして石を持っているんだろう。」と不思議に思われますが、私にとっては宝物の一つです。(青いシールは名前を隠すために貼りました。)
③ウサギのスタンプ
昨年の卒業生が5年生だったころ。私は1年生の担任をしていましたが、1年生の教室にウサギのスタンプを持ってきてくれました。1年生の子ども達も可愛くて気に入った様子。スタンプを作ってくれた子どもは、度々私の教室を訪れ、ウサギのスタンプが大事に使われているのか確認します。少しでも汚れていると、「ちょっと汚いよ!ちゃんと使ったら拭いてあげて。」と言われました。子どもにとっては、大事に使われているのか心配ですよね。今でもウサギのスタンプは大切に使っています。
子ども達から日々いろんなものを貰い、毎日のように元気をもらっています。
私は今年3年生の担任。国語と算数に加え、理科と社会の授業もやります。
授業時間も休み時間も、楽しくて笑顔溢れるクラスをみんなでつくっていきたいです。