桐朋小だより

2020.4.29

全学年

読書ゆうびん

  「いつもの生活」ができなくなり、なんだかちゅうぶらりん、気持ちも落ち着きません。

けれど、こんな時だからこそ「いつもの生活」を考えてみたい。

今できないことも多いけれど、考えてみれば、いつもできないことも多いなぁ。

こんなふうに考えてみることさえ、「いつもの生活」の中ではなかなかないのかもしれません。

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 家の近所を歩いていたら、ナガミヒナゲシがたくさん咲いているところを見つけました。

 

『あたらしい草花あそび』(相澤悦子/山と渓谷社)という本の中に、ナガミヒナゲシの実ざやにインクをつけて押すと、いろんな模様になると書いてあって、前からやってみたいなぁと思っていたのを思い出し、何本か摘んできました。さっそく実ざやはんこを押してみると…!

  

 

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 新聞を読んでいて、アマビエのことを知りました。江戸時代に豊作や疫病を予言して、「病気が流行することがあれば、私の姿を絵に描いて人々に見せよ」と告げたと言われる半人半魚の妖怪で、今、多くの人が絵を描いたり、グッズを作ったりしているのだそうです。同じような言い伝えのある妖怪に、アマビコというのもいるのだそうで、おもしろいなぁと思い、消しゴムはんこにしてみました。

 

 手づくりはんこを押して、いつもはなかなか書けない手書きの手紙を書きました。読んだ本の紹介を書いたので、図書室で出す読書ゆうびんみたいだね!

  

 

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 散歩をする・本や新聞を読む・何かを作る・手紙をかく。

じっくりと何かに(そして自分に)向き合う時間の中では、自分が大事にしたいことがいろいろと見えてくる気がします。ちゅうぶらりんの時間も大事だなぁ。

 みなさんも、ポジティブなこともネガティブなこともたくさん考える時間の中で、自分にとって大事なこと、やりたいこと、学びたいことが見えてきましたか? 

 みんなと会って語り合える日を楽しみに、今は考えの種をたくさん集めようと思います。

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