桐朋小だより

2020.6.22

6年生

地球市民の時間 その2

前回の続きです。

さて、各自テーマを決め取り組んだものを、グループに分かれて発表しました。

発表されたテーマは、こんなものがありました。

・アフリカの民族  ・アフリカの民族衣装  ・アフリカの各国の国旗

・アフリカの食べ物  ・アフリカの意外なところ(スキー場がある!)

・アフリカの子どもの就学率  ・エジプトの古代文字

・植民地とは  ・奴隷貿易  ・アパルトヘイト  ・義足の作り方  などなど。

 

みんなお互いの学びをよく聴き、そこからよく学んでいる様子がわかりました。様々な視点でアフリカのことや植民地、義足について学ぶことが出来ました。やっぱりみんなで学び合うことはとても大事なことだと改めて感じた時間でした。

 

真美さんがルワンダで義足を作っている方ということで、ルワンダの植民地時代についての学習をそのあと全員で行い、いよいよ講演会当日を迎えました。

 

講演会ではルワンダという国についてや、真美さんのルワンダでの体験、どのように、そしてどんな人に義足を作ってきたのか、ルワンダに作った技師製作所のスタッフがシドニーパラリンピックに出場した話や、豪雨災害が続いたせいでみんなの手で作り上げてきた技師製作所が壊されてしまった話など、たくさんのことを聴きました。

みんなからの質問も多く出ました。おもしろかったので一部紹介します。

 

「ルワンダの一番の魅力はなんですか?」

→ルワンダの人かなあ。自分の気持ちを素直に表現できるルワンダの人たちはとても魅力的だと思います。

 

「義足の型どりから完成まではどのくらいの時間がかかりますか?」

→どれくらいだと思う?

「ん~、3か月!」

→ブブー。正解は1週間です!

 

「使わなくなった義足を使いまわすことはありますか?」

→ありますよ。前に日本から大人用の義足を持って行ったことがあって、それをルワンダの人に見せたら「これは子ども用?」と聞かれたの。ルワンダの人は足がとても長いから、日本人の大人用も、子ども用に見えたようで、ちょっとショックでした!

 

「なんでルワンダの人は頭にものをのせるんですか?」

→ハハハ!私も知りたいんだけど、きっと、ルワンダの人はとっても姿勢がいいから、それが関係しているんじゃないかな。閉じた傘をのせて歩いている人もいるくらい。

 

もちろん、一人一人にあわせた義足を作って提供していくことは本当に日々大変なのだと思いますが、その中でも、ルワンダやルワンダ人の魅力をお話してくださったり、明るく前向きな真美さんの力強さに触れられた、大変貴重な時間となりました。

次回は子どもたちの感想を紹介します。

  

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