2020.6.30

郵送貸出の取り組み[Ⅱ-233]

休校期間中に、図書室の本を郵送で貸し出しました。その取り組みに対して、子どもたち、保護者の皆さんよりたくさんの感想をいただきました。ご紹介します。

〇としょしつの本がかりられてうれしいです。おうちでとしょかんごっこしました。たのしかったよ。(2年)

〇休校中、家の本も全部読んでしまいなかなか外に本を買いに行くことも出来ない中、このような本の郵送貸出を学校でして下さりとても有難く嬉しいです。(3年)

〇我が家は歩いて数分のところにせっかく図書館があるのに休館です。おすすめの本を貸し出していただけることがとても嬉しいです!(4年)

〇休みの日の楽しみな時間になりました。(ゲームで静かな時間よりはるかに心おだやかになれました(私が)母)(5年)

1年生、教室での図書の時間

私たちの願いと取り組みは、

〇休校、外出自粛の折、時間の過ごし方の一つとして、読書や読み聞かせ(その他でデジタルデバイスに触れざるを得ない時間が延びることを考えると、紙ベースの読書)を推奨し、それができる環境、アクセスを保障したい。

〇休校、外出自粛、公共図書館の休館に加え、ネット書店での在庫切れ続出などの事態を鑑み、図書室から郵送での本の貸出をしたい。

ことです。1年生から6年生までたくさんの申し込みがあり、嬉しく思いました。

〇本の大切さ、本に心を救われる事実感している毎日です。『星の王子さま』を読み返しては自分を励ましている母です。(3年)

〇一時期は図書館で借りたりもしていたのですがそれも叶わなくなったので、本当に助かります。本大好きなので狂喜乱舞中…!一人一人への郵送は大変だと思いますが先生の気持ちを受け止めて、さっそくメールさせていただきます!(4年)

〇この度は本をお貸し出し下さるとのこと、このコロナ禍でなかなか好きな本も選べずにいたので大変ありがたいです。(5年)

私は勉強して犬と遊んで読書をしています。H先生のおすすめの本、すごくおもしろかったです。私は「ウィロビー・チュースのオオカミ」が気に入りました。その本を読むと、と中でやめられなくて、物語の中にひきずりこまれました。いっしょに冒険してるみたいで、楽しかったです。(5年)

すべては紹介できず、ごめんなさい。皆さんが感想を送ってくださって私たちも励まされました。ありがとうございました。

左 ゆり(5歳児)とたんぽぽ(3歳児)の子が一緒に。右 1年生の教室での音楽

この取り組みを振り返ると、

〇学校の本が読めてうれしい! 学校から物理的に本をお届けする、その行為自体にも意味があったように思います。

〇世の中では、電子書籍や読み聞かせ動画のサービスがたくさん出てきましたが、こんな時だからこそ、読書や読み聞かせは、デジタルから離れた時間にしてほしいと思いました。親子で、または自分ひとりの世界で、良い時間を過ごすひとつの方法として、こんな時だからこそ、本へのアクセスを保障するのは、図書館の役割だと思いました。

畑では作物が育ち、生き物がたくさんいます

低学年校舎 1年生がゆり(5歳児)の子の活動をみて「すご~い!」と。うれしいことばが幼稚園の子たちに届けられます

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