桐朋小だより

2020.10.12

2年生

スイミーの世界へ!~2年生の国語~

スイミーの世界にみんなで行ってみよう!!

「スイミーは、小さな赤い魚の兄弟たちと楽しく過ごしていた時、急に訪れた大きなマグロにその幸せを奪われてしまいました。その後、おもしろいものに出会って、少しずつ元気を取り戻したスイミーは、小さな赤い魚の兄弟たちに出会います。スイミーはその兄弟たちを説得し、ある名案をひらめきます。」
ほとんどの子どもが、このお話を知っていましたが、一度にすべての話を読むのではなく、少しずつ読み進める方法を取りました。そうすることで、
・子どもたち一人一人にその時のスイミーの気持ちになってほしい。
・お話の世界に入り込んでほしい。
と考えたからです。
子どもたちとは、場面ごとに、スイミーの気持ちを読み取ることを中心に話を読み進めていきました。また、スイミーがひらめいた名案がいかにすばらしいものかを文章や絵からだけで感じ取るのではなく、実際に魚の兄弟たちの気持ちになって作成することで、よりリアルに感じ取って欲しいと思い、スイミーと小さな赤い魚の兄弟たちの壁画を作りました。
小さい赤い魚の兄弟たちを1匹1匹、折り紙で作成しました。折り方で少し難しいところもありましたが、教え合って協力する姿がまさに小さな赤い魚の兄弟たちのようでした。

 

みんなで力を合わせて、無事完成!
作ったあとに子どもたちに感想を聞いてみました。
「スイミーになってる感じでできた。」
「出来上がったら、嬉しかった。」
「スイミーについて行ってる感じがした。」
「スイミーたちがいる海に入った感じがした。」
「スイミーたちになったみたい。」
「スイミーの兄弟を作るのが難しかった。」
「意外と早く終わった。」
「風格がある。」
「みんなで協力してできた。」
全員の感想を載せることができず残念ですが、一人一人が実際に作成したことで感じたことを表現してくれました。様々な学校で学習する「スイミー」ですが、今の世界を表しているのかなと思いました。コロナ禍で、様々な制限がある中での学校生活ですが、スイミーのように、前向きにアイディアを考え、うんと考え、時に落ち込み、みんなで協力する。これからも、こういった時間を子どもたちと一緒に楽しみたいと思っています。

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