地球市民の学習その2 『えねこやを見て、さわって、感じて、考える~温暖化を防ぐためには…?』
SDGsについて話を聞いて「どうやら日本や世界では様々な問題が起きているようだ。」ということが少しわかってきました。「でもそれらをどうやって解決していけばいいのだろう?自分たちにできることはあるのかな?」と考え始めたところ、実際にそれを実践している人たちがいるよ!…ということで、今回学校に来てくださったのは、「調布えねこや」の皆さんです。前日の夜に大きなトレーラーハウスをゴロゴロとグラウンドに運び込み、朝早くから準備をしてくださいました。朝、学校に来てみると、グラウンドに見慣れない三角のお家が・・・!教室に入ったとたんに「えねこや、来た!」と、楽しみな様子の子たちが何人もいました。
授業では、えねこやを遠くから見たり、近くから見たり、中に入ったりしながら、どうしてこの小屋を作ろうと思ったのか、何の材料で作られているのか、どういう良さがあるかなどの話を聞き、だん熱ボックスのコーナーでは、だん熱材を入れたかべ、入れてないかべ、一枚の窓、ペアガラスをさわってみて、どれが一番外に熱が伝わっているかを確かめました。また、えねこや屋台では白熱球とLEDではどちらが熱を発するか、せん風機やドライヤーをつけると何W(ワット)の電力がかかるのか、などの実験をしてみました。
〇遠くから見たら、屋根に太陽光パネルが4枚あった。その屋根がななめになっていて、 「どうして?」って聞いたら、太陽が当たりやすく計算されてるって言ってた。
〇「板だけ と、板+だん熱ざいで、あつさが全然ちがうからびっくりしました。シングルガラスとガラス2枚でめっちゃ、あつさがちがいました。シングルガラスが一番あつかったです。板だけもあつかったです。
〇熱モードはドライヤーは1200Wもつかうなんて、すごくもったいないし、ざんねんだった。まさか、ゲームなどの電気をつかうものが、地球温だん化につながっていたのは知らなかった。
〇ソーラーパネルがこんな役わりをしているなんて、初めて知った。白熱電球やドライヤー(HOT)がこんなに電気を使うことを知って、これからはできるだけ使う時間を短しゅくしよ うと思いました。
〇えねこやさんは未来の世界のために今できることをせいいっぱいやっているんだな、と思った。私たちもえねこやさんほどはできないけど、自分の生きていく未来の世界のために何かやっていけたらいいなと思います。
自分たちの生活と世界の問題がつながっていることを知り、学んであらためて自分たちの生活を見直してみる。
そして、環境や自分たちが生きる未来のためにできることは何だろう…と考えることを始めていく。とても、大切な学びの時間でした。