2学期のふりかえり 走る会
2学期終業式の前日に、高学年の「走る会」が行われました。
この走る会は、体育の授業で取り組む長距離走の集大成として、毎年高学年で行っています。
授業では、「いかに速く走るか」ではなく、「長い距離をマイペースで気持ちよく走る」ことを目標に、2人1組になってお互いのタイムを記録しその記録を見ながら、それぞれがマイペースをつかんでいけるよう頑張ってきました。
本番では4人1チームを作り、自分が走る距離を自分で選択し、その距離を何分で走ることができるかの予想タイムを立てます。そしてそのタイムに限りなく近づけるようチームで声をかけあいながらリレー方式で走ります。
また、2週間前から実行委員を立ち上げ、自分たちでこの会をつくりあげていくために、5、6年生が協力してこの会の運営に取り組んできました。
委員会で決まった、走る会の目標です。
①走るのが得意な人も苦手な人も、走るのがもっと好きになる会にしよう。
②みんながマイペースで走り、走ったという気持ちよさを分かち合う会にしよう。
③声をかけあい、チームワークを高めよう。
④コロナ対策をしっかりしよう。
賞も決めました。
個人がもらえる「ピタリ賞(予想タイムとぴったり)」「マイペース賞(±10秒)」と、チームでもらえる「チームワーク賞(チームの中にピタリ賞もしくはマイペース賞の人が2人以上いる)」です。
お昼休みや放課後を使って、実行委員会では何度も話し合いをし、準備を進めてきました。
そしていよいよ本番。冬の温かな日差しに雲一つない、絶好の走る会日和でした。
第一走者が走り始めます。同じチームのメンバーは、「今〇周だよ!」とか、「ちょっとペースが速いよ!」など、横から一生懸命声をかけています。
第二走者、第三走者、そして第四走者へとバトンタッチされていき、次々とゴール。みんなマイペースで走れたのか、苦しそうにしている人は少なく、走った後は汗をふきつつ余裕を持ってその後の走者の応援をしていました。
「〇〇が誤差3秒だったよ!」
「見て!ピタリだった!」
「チームワーク賞、取れなかった~」
あちこちから喜びの声や悔しそうな声。一生懸命取り組んだことが伝わってきます。
表彰式では、賞を取った人がたくさんいて賞状が足りなくなるアクシデントもありましたが、委員会で立てた目標を達成することができた、とてもいい会となりました。
<子どもたちの感想>
「今日は自分にとって二度目の走る会でした。
前回私は2km走ったので今回は4km走ろうと思って4kmを選びました。前回はマイペース賞だったので、今回もマイペース賞かピタリ賞を取りたいと思ったのですが、取ることはできませんでした。
でも気持ちよく走れたし、みんなが応援をしてくれてとっても楽しかったです。」
「4kmで大変だったけれど、頑張って走ることが出来てとっても楽しくて、また走りたいと思いました。
実行委員が頑張って動いてくれたおかげでここまでできたのでとても感謝しています。」