桐朋小だより

2021.2.16

3年生

仙川のお店に学ぶ(3年生社会)

3年生の社会科では「商店街やスーパーマーケットで働く人々の工夫や努力」について学習します。

2学期に学校周りの仙川商店会のお店の方にインタビューなどをさせていただきました。

3学期の社会科では、その時調べたことをグループごとにまとめています。

グループによってまとめ方はいろいろ。少しのぞいてみましょう。

ニワコヤさん(カフェ・ギャラリー)では、「なぜご飯以外も作っているの?」という疑問を解決したり、お店の方にインタビューさせていただいてわかったことをまとめました。

青香園さん(お茶)のグループは、お店までの行き方を地図に表し、お店の場所がわからない友達にもわかるようにまとめました。

写真からもわかるように、インターネットで学校周辺の地図を検索し、出てきた資料を参考にしながら正確に地図を書こうとしていました。

仙川薬局さんのグループは、「なぜ白衣を着ているのか?」「何種類商品を売っているのか?」など疑問をまとめました。

 

写真屋さんのサンライズさんにお邪魔したグループは、当日撮った写真を中心に載せながら、わかったことを放射状にまとめることができました。

「1ヶ月に写真が何枚売れるのか?」「お店の中に、写真を撮る機械はどのくらいあるのか?」などの次々わいてくる疑問をお店の人が丁寧にこたえてくださり、それを丁寧な文字で書き表しています。

神代書店さんのグループは、書店がいつから始まったのか、なぜ書店が建てられたのかなどの疑問を解決しながら、お店の人たちの工夫や努力を調べました。

ナカエ時計店さんを調べたグループは、予め用意した用紙びっしりに、質問してわかったことを書くほどの熱心な見学ぶりのようでした。

たくさんある情報の中から、これだけは友達に伝えたいことを選びながら、模造紙にまとめています。

伊藤食品さん(お魚)のグループは、お客さんに喜んでもらえる魚を売るために、どんな工夫や努力をしているのかについてまとめました。

「干物は真空パックにすると、新鮮なまま1週間くらいもつんだよ」という秘密を聞き出すことができたようです。

納々屋さん(自然食品)を調べたグループは、模造紙の右側に貼り付けた4コマ漫画からもわかるように、「どんなお店なのかな?」とワクワクしながらお店に向かったようです。

納々屋さんが「体に優しい食べ物を置いていること」や、「アレルギーなどで食べられない食べ物がある人も安心して食べることができるものを置いていること」などを初めて知って、「他のお店とは違う工夫をしている」ことに驚いたようです。

植松種苗店さんを調べたグループは、「見出し」の付け方にキレがあります。

「ブルーベリーも〇〇する?」「このお店は仙川が〇〇だったからお店を開いた」などのように、見る人が思わず「〇〇」の部分を考えてしまうような工夫がされていました。

読み手の気持ちを惹きつけるタイトルの付け方が光っています。

 

自分たちで見学の計画を立て、お店の方にインタビューをし、調べてわかったことを見学をしていない友達にもわかりやすく興味をもってもらえるようにまとめることは、決して簡単なことではありません。

ここまでの「まとめ」に至るまでに、グループの中で意見の食い違いやぶつかり合いもあったことでしょう。

それでも最後まで完成させることができた3年生の子どもたち。目には見えなくてもまた一つ大きな力が身についたことでしょう。

いろいろな地域から通う桐朋っ子。仙川はみんなの「地元」です。

ご協力いただいた商店のみなさま、本当にありがとうございました。

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