3月11日。卒業式の練習
日毎に春めいています。理科園の菜の花が明るく光っています。
6年生は各委員会の報告、イベントのまとめ、お楽しみ会の準備など目の回る忙しさです。
4年生から「プレイルーム音響や照明の操作の仕方を教えほしい」という依頼があり、「よしきた!」とバッチリ伝授してくれたそうです。頼もしい6年生の姿に嬉しくなりました。
みんな、カウントダウンがはじまった小学校生活を大切に過ごしているようです。
さて、卒業式の練習もはじまりました。
密を避けるために、クラスごとにプレイルームに集まります。
楽器や歌のパートなども2クラスで分担しているため、全体像がなかなか見えないのが難しいところです。
それでも、役目が足りない部分は臨機応変に力を出し合ってクラス練習を頑張りました。
10年前の3月11日も卒業式の練習をしていたことを思い出します。
体育館が大きく大きく揺れて、上履きのまま慌てて校庭に避難しました。
電車が止まってなかなか家に帰れない人もいましたね。
困難な状況は違うけれど、その時も「いつもとちがう」卒業式でした。
大きな被害を受けた地域にいらっしゃる祖父母を見舞い、参列できなかった人もいました。
練習ができること。みんなで集えること。
どれも当たり前と思うけれど、とても幸せなことなのですね。
さあ、来週は体育館で頑張りましょう。