卒業式での祝辞 [Ⅱ-254]
卒業生とパートナー学年だったIさん(姉妹)が「祝辞」を伝えてくださいました。ありがとうございました。毎年、桐朋女子高等学校、桐朋高等学校よりお願いしています。ご紹介します。
祝辞
本日はご卒業おめでとうございます。
皆さんは、これから6年間過ごしてきた桐朋小学校を卒業し、4月からは中学生になりますね。
中学生になるということは、大人への第一歩であり、皆さんにとって様々な変化が訪れる時だと思います。
不安に感じることもあるかと思いますが、これから先には新しい出会いや楽しい出来事がたくさん待ち受けています。
この場を借りて、私たちから、中学校での生活はどのようなものなのか、そして、皆さんにどのようなことを大切にして欲しいか、お話しさせていただきます。
小学校と中学校で大きく変わるのは、生徒会活動や部活動ができるようになるということです。
皆さんもこれまで、小学校で係の仕事や団活動を行ってきたと思いますが、中学校にはより多くの委員会や部活があり、文化祭や大会など、それぞれが目標に向かって日々活動しています。
私たちも、音楽部音楽班というオーケストラの部活に入っており、年に2回開催されるコンサートに向けて、日々練習に励んでいます。
このような、部活や生徒会での活動を通して、中学校では同級生だけでなく、たくさんの先輩方や後輩と関わり、多くの繋がりが生まれます。
ここで、皆さんに大切にしていただきたいのが、人との出会い・繋がりです。
今お伝えしたように、中学校では、自分とは違う学年の人ともたくさん関わるようになります。また、同級生の数も倍以上に増え、多くの出会いで溢れています。
きっとその中には、今後一生続いていくような、かけがえのない出会いもあることでしょう。
皆さんには、こういった出会いを大切にして、たくさんの思い出を作って欲しいです。
一つ一つの出会いが皆さんを大きく成長させ、頼もしい支えとなってくれます。
もう一つ大切にしていただきたいものが、色々なことにチャレンジするということです。
これまでお話したように、中学校では小学校までとは大きく環境が変わります。皆さんには、ぜひこの機会に様々なことに挑戦して欲しいです。
私たちはもともと内気な性格で、小学校の頃は人前にでることがとても苦手でした。しかし、中学校という新たな環境で自分を変えようと思い、生徒会選挙に立候補して、今では執行部という生徒会の運営に携わり、人前に立つ仕事をしています。
中学校は新しい出会いがたくさんある場所だとお話ししましたが、それと同時に、新しい自分にもなれる場所だと、私たちは考えています。
どんなに些細なことでも構いません。ぜひ、色々なことにチャレンジしてみて下さい。
不安に思うかもしれませんが、大丈夫です。皆さんには、力になってくれる先生方、頼もしい先輩、互いに高め合える同級生がいます。
希望を持って入学して来てください。
最後になりますが、皆さんがこれまで何度も歌ってきた歌にある、「良い子、強い子、桐朋っ子」この言葉を忘れずにいて欲しいです。
「良い子、強い子、桐朋っ子」
この歌詞の通り、皆さんにはたくさんの人と仲良くなり、恐れずに挑戦し、楽しい学校生活を送ってもらいたいと思っています。
卒業される皆さんの輝かしい未来をお祈りし、お祝いの言葉にかえさせて頂きます。
本日は本当におめでとうございます。
令和3年3月17日 桐朋女子高等学校 1年 I I