2学期もよろしくお願いします [Ⅱ‐272]
初等部のみなさん、2学期もどうぞよろしくお願いします。
夏休み中のことから。ゆり組、4年生、5年生は、園、学校で活動をしました。ゆり組のみなさん、たのしかったですね。4年生、5年生の活動は、自分たちでやりたいことを考え、願いや意見を出し合い、先生たちの力も借りながら、自分たちですすめて実現させていきました。4年生、5年生から、自分(たち)の心が動くから、自分(たち)で立ち上がり、実現させていくことを学びました。
桐朋小学校は、「自治」を大切にした学校です。一人ひとりの違いを大事にしながら協力、協働する、自分たちで選択し、話し合い、決めるなど、社会に主人公として参加する根っこを育くみます。そうしたことが活動を通して行われていたと思います。
夏休みに、5年生、6年生の教室の机、椅子を交換しました。春休みに床の改修工事を済ませ、1年生から6年生まで、新たな教室環境になりました。また校舎の修繕もお願いし、すすめていただきました。
夏休みに、いろいろな願いが書かれた手紙をいただきました。その中には、2学期こんなことをしてみたい、こんなことができたらいいなということが書かれていました。「コロナでいやなことがたくさんあるけど、2学きもがんばります。」など、コロナに触れた手紙も何通もありました。
2学期も、園、学校の生活、遊び、学びが充実する(幼稚園っおもしろい! 学ぶってたのしい!)ことを、生き生きと一人ひとりが過ごせるように願い、先生たち全員で準備すすめてきました。
●「人間はたった一回しかない命を授かり、その命をどう輝かせたら納得の行く自分の人生をつくれるのか、自分の納得のいくように探す。それが、遊びであり、学び」(汐見稔幸先生)と考えて、それを応援するのが、保育、教育、私たちです。
●子どもたちの学びをどう育てるか、学ぶ力を豊かにし、深くしていきたい。人間が本当に身につけなくてはならないことは何か。この時代に、何をこそ学ぶべきか。そうしたことを考え、園、学校をみなさんとつくっていこうと思います。
ゆり組のみなさん、夏休み期間も大事に育ててくれてありがとう!
ところが、新型コロナウイルスの感染が拡大し、夏休みを延長することにしました。始業は、クラスの半分の人での分散、時差の登園、登校をします。子どもたちの感染予防をすすめ、園、学校での生活、遊び、学びを、少しでも充実できるようにしていきたいと思います。ご家庭におかれましても、感染対策をお願いいたします。
子どもたち、保護者の皆さまにはご負担をおかけしますが、どうかご理解いただきますよう、よろしくお願いします。
職員室の前には、2年生が育てたヒマワリが大きな花を咲かせています。いただいた手紙の中に、「小学校のひまわりを育てました。花が咲いたらハチが来ました。ハチは毎日来てくれました。いつもお花の上をあるいてあまい所を探していました。いつか私のひまわりのハチミツができるといいな。」と書かれていました。「ハチは毎日来てくれました」とハチに気持ちを寄せています。「いつもお花の上を歩いて甘いところを探していました」という発見をしています。心を動かして、自分の意味を見出しているんだなと思いました。それから、ぼくも、ヒマワリをよく見るようになりました。「いつか私のひまわりのハチミツができるといいな。」そうなったら嬉しいですね。
●みる、きく、触れるという体験を通して、世界を感じとり、生まれてくることば、表現を大切にしていきたいと思います。
さて、どれくらい種がとれるんだろう? 2学期、たのしみですね。
2学期もどうぞよろしくお願いします。