ひろびろ青空ステージ
分散登校最終日。
6年生の音楽の授業も、クラス半分の人数で行いました。
以前はぴったりと机をくっつけて、息遣いや表情を感じながら過ごしていた教室。
それが市松模様のような配置で座るのですから、なんとも不思議です。
まずは、新しい歌のピアノ伴奏を聴きながら歌詞を目で追い、どこまで進んだかを当てっこしました。
「夏休みの宿題」だったアルトリコーダ は、マスクをした顎で支えて「指リコーダー」で確認です。
この日の午後の部は、夏が戻って来たような快晴。思い切って屋上に出てみることにしました。
音楽室のすぐ横の螺旋階段をのぼると、そこは素敵な青空ステージです。
「暑い〜」「まぶしい〜」と言いながら、みんなちょっと嬉しそう。
太陽を背に一列にならんで、紹介したばかりの曲を少し流しました。
ひろびろした空間で、息を吸って、そっと声にする。
室内よりも、みんなの表情が少し緩んでいるように見えました。
(影の濃さで日差しの強さが伝わるでしょうか?眩しすぎてポータブルスピーカーの表示が見えなくなった先生は、「次は日傘を持ってこよう」と呟きました。)