真っ白のカーテンと金色の絨毯
3学期がはじまって1週間。
窓を開けて換気していても、教室は子どもたちの活気があふれています。
大人だけの冬休みは、とてもとても寒かったです。
新年初めての雪の日、校庭はあっという間に煙るような白いカーテンで覆われました。
♪人かげ あとなく 霧は静かにこめ まっしろな 真冬は 森にも野原にも
(ブルガリアの歌 「森の冬」 より 中山知子 作詞)
冷気が押し寄せる窓辺に立つと、思わずこの歌が口をついて出てきました。
3年生が音楽会のアンコールで歌った曲です。
晩秋の校庭とは大違いですね。自然の移ろいには本当に驚かされます。
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雨上がりの校庭に、金色のじゅうたんが敷き詰められました。
桐朋女子中学・高等学校のグラウンドとの境にある大きな2本の銀杏から一気に葉っぱが落ちてきたのです。
油分を含んだ葉っぱは、独特な手触りです。
かき集めてぱーっと放つと、太陽の光をさらに反射して本当にきれい。
昼休み、こどもたちは何度もなんども繰り返していました。
銀杏のとなりには、メタセコイアが2本。こちらは焦げ茶色の細い葉っぱのカーペットです。
湿り気があるせいか、踏み締めると森の香りがスーッと立ち上ります。
秋晴れ、鮮やかな色彩、そして鼻に抜ける香気。3拍子そろって全身がリフレッシュされ、午後の活動へのエネルギーが湧きました。
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寒い日はまだ続きますが、すこしずつ日暮れまでの時間が伸びてきました。
短い3学期、春に向かって毎日を元気に、豊かに過ごしていきましょう。