桐朋小だより

2022.8.26

4年生

夏の合宿〜4年生の八ヶ岳〜

待ちに待った八ヶ岳。

はじめての土地。

それでもずっと、憧れは大きくありました。

実行委員会を中心に、子どもたちみんなで考えた

「みんなで楽しくけがなく、自然といっしょに自治を大切にし、合宿を楽しもう。」

という目標。

 

◎自然の中で遊ぶ

◎自分のことは自分で

◎協働の体験の喜びを

 

この4つの目標を2022年度の4年生は設定しました。

 

3年生の時から、行事や活動で実行委員会を立ち上げ、

子どもたちと さまざまな活動をつくりあげてきました。

その流れは合宿でも活き、実行委員・活動・キャンプファイヤー・食事に分かれて合宿までの時間、毎週係会を行い企画してきました。

時にすれ違い、それでもお互いを尊重しながら

少しずつ子どもたち自身が合宿を作るのだという意識が芽生えてきたのです。

合宿当日、目の前には 普段見ない高い山々が続いています。

「バスが雲の中に入っていくよ!」

最初の感動はそれでした。

この感動を、鮮明にその日の日記に綴っている子が多くいました。

 

八ヶ岳につくと、そこは別世界。

一面の緑の中、いつもと肌感覚や嗅覚も異なり、しぜんと感覚も研ぎ澄まされます。

 

火おこし、森の探検、葉っぱで栞づくり、滝まで歩いてみる、季節の実を味わう、カエルを何十匹も捕まえる、さまざまなキノコを収穫するなど

それぞれが思い思いの時間を過ごしました。

 

 

夜はキャンドルファイヤーやキャンプファイヤーを楽しみました。

実はこの炎、昼間の活動の時に自分たちで起こした火なのです。

子どもの「自分たちでおこした火でキャンプファイヤーをしたい!」という強い願いを受け止め

火をランタンで保存し、点火の儀式を行いました。

 

暗闇の中、一つの光の灯火を見て、音楽やストーリーを共有し、感動を共にする経験は

子どもたちひとりひとりの心の中に

忘れられないものとして残りつづけるでしょう。

共にご飯を食べて、共にお風呂に入り、共に寝て、共に起き、共に遊ぶ。

そんな日々が、子どもたちをまた大きくした時間でした。

 

来年再来年、この子達がどんな合宿を創りあげていくのか、

今から楽しみですし、見守りたいと思います。

 

 

 

 

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