みんなでつなぐバレーボール
高学年の体育では、バレーボールの授業が行われています。今日は6年生の様子から。
4人学習班を1チームとし、3VS3のゲームを行っています。得点ごとにローテーションし、相手コートに返球するまで必ず3人がボールに触ることをルールとしました。
バレーボールは球技の中でも難易度が高い運動ですが、ルールを工夫し、全員が参加できることを大事にしています。例えば、レシーブはキャッチでOKにし、トスはオーバーハンドですが「い~ち!」と数えるまでボールを保持してからトスをあげてよいなどです。これによって、強打のアタックもキャッチでき、コースを狙ったアタックも飛びついてキャッチできることで得点がなかなか決まらず、ラリーの応酬が繰り広げられるようになりました。
また、3人が必ずさわる制限があることによって、誰もがアタックを打つチャンスが来ることになります。必然的に班で教え合いや、声掛けが出てきます。盛り上げる雰囲気を作り出す声掛けと同時に批判的な言動も見らがちですが、ここを上手く切り替えて、お互い引きずらないように意識的に働きかけていくことも6年生は巧みです。
試合後に学習カードに記録を書いていきますが、班で自然に反省会が開かれ、学習したアタック決定率の調査や触球数調べの分析データを見ながら、話し合う姿が見られます。こうした雰囲気を作り出せるこの6年生をいつもすごいなあと思っています。
6年生はここからさらに学習を進め、一人増えた4VS4の試合形式になります。「3人がボールを触る制限=全員触る」だったのが、「4人だと1人触らない人が出てくる」ことになります。さあこの変化をどう効果的に活用していくのか、残りの学習が楽しみです。