雑巾救出大作戦!
ある日の放課後、2年生がベランダに出ていると、「あそこの屋根の上に雑巾が引っかかっているよ!」の声が聞こえてきました。
でも、屋根は薄く、とても人が乗ることはできません。
子どもたちは、早速思い思いに長くて雑巾に届きそうな竹の棒や、ほうきを持ち寄ります。
「こうした方が届きそうだよ!」「いいこと考えた!」「やってみようよ!」
ある子は棒と棒をつなぎ、ある子は棒をどこから入れたら届くか研究し、声を掛けます。
屋根の下の雑巾キャッチ部隊の子どもたちからは、「がんばれ!」「あと少し!」の声掛けが。
そこへ、竹馬を携えたお友達が参戦。
今までになくひっかりそうな形と長さにみんなの想いが溢れていきます。
竹馬の取り合いをするでもなく、みんなの「頑張れ!」の声が響いた瞬間、お見事、雑巾は下に落ちいていきました。
「いえーい!!」
大きな声と共に、みんなで思わず拍手。
思わぬハプニングもみんなで知恵を出し合い、いけるかな?どうかな?と、ドキドキ、ワクワクしながら協力する素敵な場面に変わる。毎日の生活の中にそんなトキメキがたくさん隠されています。