2023.6.6

アンズ、ビワの収穫 [Ⅱー347]

今週は、幼稚園でアンズ*を、小学校でビワ**を収穫しました。

先週金曜日の強い雨風のため、たくさんのアンズが落ちてしまいました。それを年中の人たちと2年生が拾い集めて、洗ってくれました。その仕事を終えて、木になっているアンズの収穫をしました。

高いところにあるアンズをどうやってとるか相談すると、「ケースをもってきてかさねよう」、「まえのゆりの人たちもそうやっていた」、「ながいぼうでおとそう」などが出され、まずケースを探すことにしました。ケースは他の遊びで使われていましたが、交渉して貸してもらいました。使っていた子も、いっしょにやりたいと来ました。アンズの木の下にケースを積み上げ、どの順番でとるかを決めてから、ケースを2人が支え、1人がのってとりました。地面は平でないので、支える方も力を入れ、のる方は少し揺れるのをゆっくり上ります。お互いに支え合います。そして、3~4個ずつとりました。

その後に洗って、明日〔以降〕調理をします。

小学校では、理科園・しぜんひろぱ委員の人たちがビワを収穫しました。自治の時間は水曜日なので、放課後に集まりました。委員の人たちは、先週の会議で1~6年生全クラスに配ることを決め、みんなでたくさんの実をとりました。手を伸ばしてとる人、友だちの肩車でとる人、はしごにのぼってとる人、高枝ばさみの使い方を学んで使う人と落ちた実を包み込むようにとる人がいて、20個入りの袋が10袋分収穫することできました。まだまだとりたいのですが、4時前になったので、本日は終了としました。委員のみなさん、たのしかったですね!(皆さんの楽しそうな様子をみていた人が、今度しぜんひろば委員会に入りたいと言っていました)

上の方にはまだまだたくさんの実がついています。これからさらにとれそうです。

桐朋学園仙川キャンパス創立以来、教育環境整備に力を注ぎ、たくさんの緑に恵まれています。キャンパス内に植栽されている樹木は、約150種です。

桐朋女子中・高等学校の生物科の平林春樹先生は、「学園に植栽された樹木を皆さんの友達だと考えて、是非色々と観察してみてください。」と言われていました。平林先生らを中心に、創立70周年を迎える際に樹木プレートを設置しました。その樹木プレートによって、「木々の名を確かめながら生徒たちの憩う場になってくれたら、どんなに素晴らしいか…」(河原勇人先生)などの願いがあります。

今後も緑を大切に育てていき、地域の皆さんとも緑を大切に育てる地域にしていきたいと考えていきます。よろしくお願いいたします。 

*アンズ…和名 科名バラ科、花期3~4月/果期7月 解説 中国原産の落葉小高木。早春に葉より先に開花する。花色は薄紅色。果実は食す。果実は生食でジャムにもする。

**ビワ…和名 科名バラ科、花期11~12月/果期翌年の6月 解説 枇杷。果樹として広く栽培。11~12月に開花。実は初夏に熟します。果実は食用  どちらも『桐朋学園女子部門仙川キャンパス 樹木誌2011』より

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