2023.12.8

4年ぶりの全校での音楽会 [Ⅱー373]

4年ぶりに、全校での音楽会を行いました。子どもたちといろいろな表現をたのしみ、味わい、交流をしました。各学年の歌声、演奏、全員の歌声が響きました。

子どもたちは、いま、ここで、生きている。その生を充実させて生きている。そのありがたさ、尊さ、かけがえのなさを感じました。

音楽は、心をやわらかくします。

音楽を通して、いろいろな気持ちになります。

音楽は、夢中になれる瞬間をもちます。

音楽は、自分自身に、まわりの人へはたらきかける力があります。

音楽は、心を結び合わせ、人を結び合わせます。

 

自分の声、相手の声、いっしょに混ざり合う声、その声が自分の心と相手の心に響き、触れあう関係の中で「自分が自分であって大丈夫」という自己肯定感が育つのでしょう。みんなと過ごすことのたのしさ、すばらしさを感じていると思います。

保護者の方から「子どもたちの声に感動しました」「音楽会、とってもよかったです」など、声をかけられます。子どもたちの声が保護者の方に響いていることを嬉しく受け取っています。

子どもたちには、かけがえのない時間をたっぷり味わって、大切な『子ども時代』を過ごしてほしいと思います。

〈子どもたちの様子と音楽について*〉

1年生 入学してから、いろいろな歌を歌ってきました。初めての音楽会では、みんなの大好きな歌がたくさん。面白いお話の歌、季節の素敵な歌。ロケットに乗って宇宙旅行にも行ってきます。『すすめロケット』『あきのきかんしゃ』『くまはなぜふゆねむる』『ことりとぶどう』をからだいっぱいに歌いました。

2年生 「今日は雨だから、この歌だね」「涼しくなってきたから、あれを歌おう!」。どんな気分にもぴったりの歌のレパートリーをたくさん持っています。『のはらうた』の世界も大好き。「ふ・ふ・ふりかえると…」「ここらで、ちょっと、ひとやすみ!」このような野原の小さな仲間のおしゃべり声を敏感に感じ取れるのが2年生です。活き活きとした歌声とのびやかな響きを楽しみました。曲は、『野原で手をたたけ』『合唱曲集『のはらうた』よりメドレー「あきのひ(のぎくみちこ)」「さんぽの音(こやぎようたろう)』『あしおと』『出あいのうた』でした。

3年生 社会で「東西南北」を学んだ3年生。音楽室では世界地図を広げて、歌を通じてたくさんの国を旅してきました。音楽会では、溌剌とした歌声、しっとり流れるメロディー、ほとばしるパワー…3年生ならではの表情が感じられる曲ー『若葉の歌』『みんなみんなワルツ』『西部のメドレー(歌とリコーダー)「赤い河の谷間」「ちびっこカウボーイ」』『12月の歌』を表現しました。

4年生 一人ひとりが音楽会で発表する曲目をプロデュースしました。曲目や曲順にみんなが思いを込めました。4年生の今を表現するのにぴったりな曲目になったのではないかと思います。はつらつとした歌声、リコーダーです。『気球にのってどこまでも』『だれもいそがない村』『リコーダー演奏「走れ シベリア鉄道」』『天使の羽のマーチ』を表現しました。

5年生 「今日は歌いたりないね」「もっと歌おうよ!」よく聞いていた言葉です。声で表現することに、貪欲な5年生。音楽会で発表したい歌はたくさんあり、その中から2曲を自分たちで選び抜きました。1学期から取り組んでいるカノン。重なり合う美しさ、迫力のある響き、繊細な表現も大切にしています。『カノン』『君をのせて』『未来行きEXPRESS』を表現しました。

6年生 今の等身大を精一杯表現すべくみんなで練り上げてきました。たくさんの曲の中から、仲間の支えを感じながら、新しい世界に飛び出す勇気が生まれる2曲を演奏します。この春から取り組んできたアルトリコーダーでは、野生の馬が逞しく駆けめぐる姿を描きます。6年間の成長を、自分たちも、そして客席の皆様にも感じていただけるステージを目指しました。『シーラカンスをとりに行こう』『アルトリコーダー「トロット」』『見えない翼』を表現しました。

*音楽会のパンフレットを参照しました。

 写真はすべて音楽会の様子から

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